信州オフ特注トミカの脅威
今回の信州オフ特注トミカは、やはりいろいろ面において、これまでの常識を覆す驚異的なモデルであると自負しています。
製作者本人が、脅威と感じる点を、今回のキーマン達のI・Z・T・Oにかけてお話ししたいと思います。

★Iの章
まず、なぜ全面黒仕様のパトカーなのか。
今でこそ、イイノさん特注のスカイラインR32で、同様のコンセプトのモデルが出ているため、あまりその新鮮味が感じられませんが、私が当初昨年9月時点で思いついた時は、正直「これだ!」という手応えを感じました。
あえて、通常の覆面仕様の小型パトライトではなく、ワイド型のパトライトを選択したのも、そのイメージを思い浮かべて、例え実車になくとも、より強烈なインパクトが湧いてきたからです。
特にNSXの場合、リアがクリアーパーツであるため、全面黒仕様とすることにより、パトライトと、リアの赤色クリアーパーツがかなり冴えることが想像できました。
実際のモデルは見ての通りです。私としては、NSXそのものが、かなりワイルドなイメージを持っていることもあり、少なくともR32の同様モデルよりは存在感に溢れていると感じています。
また今回の特注品は、単に現行120番NSXパトカーを黒にしただけではありません。ご覧のようにシート色も、チュッパチャップスの仕様に合わせて、黒色としました。これでよりアグレッシブな容姿が整ったと思います。

★Zの章
箱へのこだわり。これはトミカコレクターなら、だれもが持っている思いだと思います。
より、通常品のトミカの箱に近づけるべく、箱紙に厚みをもたせ、そして表面にはクリアーコーティングを施しました。これだけでも、これまでの特注品の箱にはない取り組みであり、こだわりであると思いますが、
更に極めつけは、そのデザインです。実車を忠実に再現し、かつミニカーそのもののイメージも包含する、そのデザインはもう、感嘆符あるのみです。
これは、ぜひ一度、お手にとって、そのすばらしさを肌で感じてみてください。必ず、ご納得のゆくものであると確信いたします。

★Tの章
今回の特注品のある意味で、決定打ともいうべきでしょう。単なる黒色パトカーが、まるで『不死鳥のごとく蘇る』、そんなモチーフが浮かんでくるような、見事な4バリエーションの数々です。
金、銀の2色をうまく組み合わせ、そのデザインと色が完全に調和した姿を呈しています。
特に先行公開された『りさるあタイプ2000式』を見ていただければ、その興奮が伝わってくるかと思います。
こんなパトカーが、街中を走れば、誰しもが、振り向くでしょう。まさにミニカーの世界だからこそ、許される芸術美の宴です。
4バリエーションを並べて、そのファンタスティックなミニカーワールドをぜひ、堪能して下さい。

★Oの章
今回の特注トミカに篭められている、忘れてはならない大事なコンセプトが『和』です。この特注トミカは一人では絶対になし得ないものでした。トミカに熱い思いを寄せる、つわもの達の参戦があれば、こそです。
そのつわもの達を束ね、今回の方向性へと導いてくれたのが・・・・・。
信州は、地理的な面からしても、日本海側と太平洋側を結ぶ、あらゆる点での拠点というべき地位を占めていると思いますが、ネット上でも、またしかり。
石川の阿呆が、北は北海道から、南は四国、九州まで、それこそ、全国ネットで支えられ、ここまでに至りました。
私は、素直に、『ありがとう』、と言いたいと思います。