時化には勝てまへん
 横浜から腰越に行くと、スムーズに行っても40分位。実家からだと10分ほど。この時間の差が、オイラを諦めの悪い男へと変化させた。昔は、予報が悪ければ出掛けなかったんだけど、今は、「もしかしたら出られるかも」ってな感じ。予報が外れて船が出れて、しかも大釣りなんてことになるかもしれない・・・。予報が悪いときほど、諦めの悪い男の頭の中はいい方へいい方へと思考が働いちゃうんだよね(^^;
 昨日は南西の風が吹き始めて早揚がりらしい。んで、今日の予報も悪く、西寄りの風が強いとか・・・。好調が続く東京湾のシャクリに浮気してみるか? とも思ったんだけど、シマシマの魅力に勝てずに腰越に向かった。港に着くと、風は北寄りで強くないものの、港の入口付近は、暗闇の中でも、はっきりと時化てるのが分かるほどの波。一応、席は確保したものの、受付も様子見。これじゃぁ、どうなるか分からないやねってんで、一眠り一眠り・・・(−−)zzz
 6時頃目を覚まして外へ出てみると、朝よりかはうねりが収まってきたみたい。風も弱くなってきたってことで出船決定となりました。でも、港の入口付近は危険が一杯。船によっては慎重に、船によっては波の合間をぬって一気に飛び出して・・・。定刻通りに出船した政美丸はゆっくりと港を出たんだけど、うねりはかなり残ってるやね〜。まぁ、出船する頃は風がほとんどなくなってたので、このまま収まれば、うねりもなくなるだろうし。こんな日に天気予報が外れると、結構、イイ思いができるんだよね〜。・・・って、その考えが甘かった・・・。
 今日のポイントは・・・と、シマシマポイントじゃなくて、どんどん沖に向かってる。浅場は底荒れしてそうだからと、深場のポイントに向かうらしい。でも、思ったよりも大きなうねりに、何度となく、お尻の辺がヒヤッとしたことか(^^; こんな海も久しぶりやね〜(-_-;
 久しぶりの深場、更にこのうねり、まともにシャクれねーぞと思いながらも仕掛けを投入。シャクリ始めても、うねりに翻弄されて、ズンと重くなったりフワフワ軽くなったり・・・。底から5m付近で、ただフワフワするだけになって、サバかマルアジが掛かった様子。上げてきてみると、細っこいけど、マサバの一荷。これは押し寿司用にキープ。暫くシャクっていると、仕掛け長上げたか上げないかで、今度ははっきりと魚のアタリ。ただ、巻き上げ途中もほとんど引きもなく(この波じゃ引きなんて感じられないかもしれないけど)、何か付いてるのかさえ不安になる様な状態だったものの、仕掛けの先には小ッパナ。極小サイズだけど、仕掛けは飲み込んでるし、深場からの引き上げに耐えられるわけでもないし、可哀想だけど、キープすることに。
 んで、この頃から、シャクリにはまるっきり反応がなくなって・・・。しかも西寄りの風だと、左舷トモの席は陽を浴びるので、意外とぽかぽか(普段だと、昼近くまで陽にあたらないからね(^^;)。ウトウトしつつ置き竿に。なんせ、アタリはないし、うねりは収まる気配はないし、それよりも、さっきから風が強くなってきてるよな気が・・・(=_=;
 そんな置きっぱなしの竿にアタリを出したのは、さっき他の人が釣ったのをカモメ達が必死になって取り合いをしていたアカタチ。お吸い物にすると美味しいって聞いたことはあるけど、さっきから目の前で熱い視線を送ってきているカモメに献上しちゃいました。
 深場でアタリがないので、シマシマポイント方向に向かったんだけど、西風を思いっきり横から受けて、船は終始傾いた状態。それにうねりが加わって・・・(=_=; 浅場で2投ほどしたところで早上がり決定。さっさと港に逃げ帰って来ました。
 朝の状態だと、収まっちゃうかな〜とか思ってたんだけど、結局は天気予報通り。不完全燃焼っす。まぁ、その分、年末年始にぶつけちゃるっっ!! そうそう、まだ、数は出てないけど、デコっパナも顔を出し始めたみたいっす。
本日の釣果;ハナダイ×1、マサバ×2にゴマサバ、丸ソーダ、アカタチが混じりました。マサバは、さすがにあれだけ痩せこけてると、寒サバとは言えないっすね。よーく見ると、脂があるのかな・・? ってな感じでした(=_=;