報われた一枚
 天気が悪かろうと、寒かろうと、釣行日を選べないのは誰でも同じこと。で、今日はというと、最低気温3℃、最高気温4℃で雨または雪の予報。この予報なら空いているだろうし、こんな日こそ釣れるんぢゃないかと馬鹿なことを考えて腰越港に向かいました。政美丸には、オイラ含めて4人の釣り人。よくもまぁ、こんな日に来るもんだ(^^;
 で、最初に向かうはいつも通り、江ノ島沖の深場。他に船もいないし、先週のアタリの多さから考えれば、今日はそこそこいい釣りが出来るのでは、と期待十分で仕掛けを投入するが、これがまた、アタリがないのだ(-_-; 先針に付けたオキアミの頭が齧られているのを見ると、タイっぽいんだけどねぇ。待ちが長すぎるのか、短すぎるのか、色々試してみるんだけど、3秒待ちまでなら頭が齧られて、それ以上待つと、餌はそのまま。ぢっくり食わせる感じで、長めの待ちで対応しようかとも思ったんだけど、とりあえず、餌が齧られる待ち時間で攻めてみることにする。他の人たち(3人組のお仲間)は、シャクリに慣れていないようで、どちらかといえば、コマセダイの誘いっぽい釣り方。あっちの釣り方で釣れるんなら、長めに変えればいいやってな感じやね。
 朝一の時間帯が過ぎて、時々竿を震わせるのは、サバとマルアジ。巻き上げ途中、上から10m位で掛かってくるのは曼荼羅。先週、今の曼荼羅は脂が乗ってて美味しいと聞いていたので、2本だけキープする。タイなのか何なのか、触ったのは2回だけ。しかも、アタリはめちゃくちゃ小さいし・・・。いつしか雨も降り出してきて、徐々にやる気を削いでいく。「朝一がだめでも、10時過ぎから好転するはず。先週もそうだったし。」と自分に言い聞かせ、ひたすらシャクリを繰り返す。でも、釣れないんだよねぇ〜(=_=;
 朝から何度入れなおして、何度シャクったかは分からないけど、ついに竿先を引き込むアタリ! 引きは完全にタイの引き。バレるなよ〜。祈りを込めながら、これ以上ないって言うくらい慎重に巻き上げる。残り30m、20m、10m・・・げげっ、曼荼羅が食っちまった(@_@; ブツっ! イヤーな感覚はあったけど、曼荼羅ぢゃない魚は付いてる。タイが付いてますよぉに(-人-) ビシが見えてきて、その下から青白く光る魚体。無事、船長の差し出すタモに納まったのは、くそ寒い雨の中シャクリ続けた事が報われた一枚。いや〜、ホントによかったっす〜(ToT) ちなみに、タイが掛かってた針の先は切られてました。曼荼羅が上針に掛からなくてよかったぁ(^。^;
 やっと気が楽になったところで次の投入、同じ棚でまたまたぐぐっ。さっきより引きは強いけど・・・と竿でためてる間にふっと軽くなってのバラシ。でも、魚にやる気が出てきたのか、3投に1回の割合で触るようになってきた。さぁ、ここからやで〜っと、気合が入ったところで、無念の早揚がり(T_T) まぁ、顔が見られただけでも、よしとしないとね。まぁ、触ったり掠ったりがある分、ちょっとでも、魚がやる気を出してくれれば、いい釣りが出来そうだしね!
本日の釣果;ハナダイ×1、カイワリ×1、サバ×3、マルアジ×1、マルソーダ×2(サバ、マルアジ、マルソーダは持って帰ってきた分)でした。ちなみに、マルソーダの腹身、脂ぎっとり。血合いを取ると身が小さくなっちゃうけど、脂はノリノリでしたぁ。
魚にやる気がないときは、顔が見れただけでもよしとしないとね。でも、次こそは・・・・