久々の激渋・・・
 予定では、いなの丸でアジ釣りの筈だったが、どうしてもシャクリの虫が疼いて、気がつけば、また、シャクリに来てしまった。好調を持続しているからか、28号船の方は15人以上乗っているだろうか・・・、政美丸の方も、7人の釣り人が集まっている。出船の頃には、冷たい北風も幾分か収まっており、登る朝日を背に受けながら、ハナダイが待つポイントへ向かう。
 ここ最近の状況で、勝負は朝一、しかも潮周り直後。さぁ、気合いを入れて集中して、第一投目。が、期待とは裏腹に、船中アタリ無し。続く二投目、ククンという小さいアタリで、とりあえずコッパナを釣り上げる。が、アタリがあったのはこれだけ。どうも様子がおかしいのだ。先週までだと、朝一に、船中あちこちでハナダイやシマシマ、ヘダイが釣れ上がっていたのに、一体どうしたというのか? 船長が様子を見に来て、「昨日までと潮が完全に逆だよ。逆の潮が入ってきて、水温が上がっちゃったよ」。そう、先週までの状況というより、昨日までの状況と全然変わってしまったらしい。それから、先週までと違うのは、この30mとすぐそこの25mは、今まで政美丸しか攻めていなかったのだが、25mの方には別の船が陣取っている。朝一にそこを攻められないのは辛いなぁ・・・。
 結局、朝一の浅場狙いでは、本当に珍しく、大した釣果が得られずに深場に向かう。深場に行ったら、今日こそハモノと思っていたが、桶には餌になる魚が泳いでいない。それならここで釣るしかないかと仕掛けを落とし込むが、潮がメチャクチャ速いっす〜。水深よりも10m糸が出ることもザラの状態。深場で潮が速いと、シャクルのが辛いんだよなぁ・・、と思いながらシャクっていると、数投目、何かが掛かった様子。上げてくるとウルメイワシ。よしよし、これでハモノの餌が・・・いえいえ、食欲に負けてそのままクーラーに直行。ハモノの餌は、ちっこいマルアジでいいのだ。が、なぜか、今日に限って、釣れてくるマルアジが大きめなのだ。まぁ、マルアジそぼろが切れたので、2〜3匹は持って帰らないと・・・。そんな感じで、今日の深場はやたらと賑やかで、マルアジ、サバ、ウルメが頻繁に掛かってくる。移動の合図がでる直前、やっとの事で、鯛らしいアタリが・・・。引きは弱いが重量感はそこそこ。上がってきたのは・・・・、コッパナとマルアジ・・・(=_=; 何でこの水深でコッパナなんぢゃぁっ!! 浅場がまるっきり釣れていないという情報が入っているため、政美丸は深場から移動しない。潮周りをしたあとに、船中、数枚ずつとはいえ取り込まれるので、徐々にボーズの人が減ってくる。しかも、オイラみたいにコッパナだけという人はおらず、ハナダイにしろ、マダイにしろ、普通サイズ以上の鯛を釣っている。オイラも何とか普通サイズのタイを・・・と、シャクリ方を色々変えながら探り続けるが、結局追加無し。左腕がぱんぱんになってしまったのだ。
 残り時間も僅かとなったところで浅場に移動するが、やっぱり魚からの反応は悪く、船中コッパナが一枚上がっただけで、沖揚がりの時間となってしまった。
 今日は、最近絶好調だった浅場が、澄み潮と水温が上がったためか、あまりアタリが無かったが、魚探反応はいいし、今後、潮が落ち着いてくれば、まだまだ、期待できそう。その水温上昇が、最近ほとんど姿を見なかったサバや、ちょっと大きめのマルアジを深場に呼んだのかな? まぁ、何も釣れないよりは、たまに、サバやマルアジでも釣れた方が気が紛れるから、飽きずにシャクれたから良しとしましょう。今日の状況で、船中、ほとんどボーズ無しというのは、結構凄いことなんでは・・・? いやぁ、しっかし、久々の激渋だったなぁ・・・(^^;
本日の釣果;ハナダイ×2、メバル×1、ウルメイワシ×4、サバ×1、マルアジ×4(サバとマルアジは持って帰ってきた分だけ)。浅場でクロメバル、沖ではオキメバル・・・、春ももうすぐそこ・・・?
なんとか赤いのは釣れましたが、船中でも最小の2枚・・・(-_-; まぁ、状況が状況だっただけに、贅沢は言えません(^^;