昨日の苦労は一体?
 昨日は相変わらずの厳しい鯛釣りだったので、今日は気分転換して、東京湾の美味アジを狙いにいなの丸に。3連休中日なので混雑を予想していたが、2隻出しとのことなので、とりあえず、16号船に席を確保して状況を確認してみる。猿アジではなく、鴨居アジとのことだが、型がいいので楽しめるとのこと。今日は親父と一緒なので、それほど数が出なくてもいいやと、軽い気持ちで釣りに望めた。やっぱり気分転換にはうってつけだね、アジは。出船前に、試し釣りも兼ねて、ちょろ松さんに竿を借りたんですけど、結果としては、この竿だったからこそ、思いも掛けないお土産が確保できたんですよ、今日は。
 定刻通りに出船したいなの丸は、走水、観音崎をかわして、一路、鴨居沖に。水深は60m弱。最近、アジ釣りといえば30m以上の深さをやったことがなかったので、ちょっと心配だったが、アジの反応は以外と早く、3投目には早速アタリが出る。柔らかい竿を使っているので、大きさ以上の引きを堪能しながら22〜23cmの本日のアベレージサイズを釣り上げる。水深があるのと、一荷がほとんどないので、数はそれほど伸びないが、型がいいので十分楽しめる。いつもだと、目の色を変えて釣りまくるのだが、今日は気分転換も兼ねているのでのんびりやりましょう。
 竿の感覚を確認しながら一匹一匹釣り上げていると、途中でサバが掛かったようでぐいぐい引っ張られるが、ドラグを締めたままでも楽に上げられるのも柔らかい竿のいいところ。本船航路のすぐ脇なので、大型船舶が通った後の波で船が大きく揺らされても、ほとんど外れることもなくアジを取り込むことができた。途中で道糸が絡まるトラブルがあり、絡みをほどいた頃にはアジの食いはちょっと落ちて来てしまった・・・。今日は、食いが落ちたときにもウイリー仕掛けが有効なのかを確認しようと思っていたのだが、アカ短と食いは変わらないようだったので一安心。これからも改良を加えて、ototoオリジナルのビシアジウイリー仕掛けを完成させるのだ!!
 食いが一段落したところで、たくみ丸の近くに移動。第3海ほのすぐ近くのポイントにアンカーが打たれる。今日は試し釣りも兼ねていたので、黒鯛かなんかが掛かれば手っ取り早いよなぁと、朝買ってきた青イソメを付けて、棚をちょっと下げて、黒鯛を狙い始める。暫くすると、ポツポツとアジが掛かり出す。型は鴨居沖とほぼ同じだが、水深が40m位と浅くなった分、引きが強い。ただ、食いはそれほど良くないらしく、途中でバラしたり、水面でバラしたりと、アタリの数の半分もアジが取り込めない。
 残り10分のアナウンスがあったところで、コマセを詰め替え、底から1.8mの棚で置き竿にする。この投入が、今日のクライマックスを呼び込むとは知らずに、周りの荷物をまとめ始める。竿先を見ていると、アジと同じようなアタリが・・・。すぐに竿をとって電動の巻き上げを開始すると・・・、ガクンガクンと突然突っ込む。体毎前のめりにしながら、ギッチギチに締めてあったドラグを一気に緩め、何とか最初の突っ込みを交わす。ハリスは1.7号だし、仕掛け全長は2mと短いので無理はできないが、いつもの堅いビシ竿ではなく、柔らかい竿が引きを吸収してくれるので、結構楽に巻き上げてこれる。最後の最後でオマツリしてしまい、ひやっとしたが、無事船長のタモに収まったのは、昨日、あれだけ苦労してちっこいのしか釣れなかったマダイでした。しっかし、ビシ竿だったら、一発で切られていただろうなぁ・・・(^^; 思いもよらないお土産を手にしたところで、本日の釣りは終了。充分すぎるアジとマダイで釣果は十分でした(^o^)v
 このマダイは後検量で40cm920gとキロには届かなかったけれど、あれだけ楽に上げられたのは、やっぱり竿のお陰でしょう。120号のビシをぶら下げているとはいえ、はっきり言って、もっと小さいかと思っていたのも、十分に引きを吸収してくれる柔軟性がなせる技。ちょろ松さん、ありがとうございます〜(^o^) 今度は、シャクリで試してみたいのだ!! あの竿で、イシダイやイナダと対決できたら、めっちゃ楽しめそうっす〜。
本日の釣果;マアジ×45、サバ×2(共に親父と併せての釣果)、マダイ×1でした。来週は借りてきた竿で、シャクリの試し釣りをするのだ!! イシダイ、待ってろよ〜!!
最近、赤いのは小さいのばっかり釣ってたので、メチャクチャ嬉しいお土産っす〜。ちなみに、このマダイの腹骨をすいた部分を炙って食べたら・・・(-。-) 美味しかった・・・
遠くのクレーンは第三海ほ撤去の作業船。初めて釣ったクロダイはあそこの近くだったんだよナァ・・・。ちょっと複雑な気分っす〜
釣り上げた後、大笑いするしかなかったマダイ君っす〜(^O^)