相模"池"は甘くないのだ
 今週の頭から、喜久丸の釣果報告に、連日イシダイの文字が出るようになった。しかも、数が結構出ているようで、毎日毎日気が気ではない日々を過ごしてきた。やっと、連休の初日が来て、開門時間にあわせて腰越港に向かう。R134から見る相模湾は、湖か池の様に穏やかそのもの。気合いは半端なものではないが、やっぱり脳裏をよぎるのは「凪倒れ」。でも、今週は、凪の日が多かったのにあれだけ釣果が出ているから大丈夫だろうと、この時は思っていた。船長が来たところで状況を聞いてみると、最近にない、自信に満ちた表情で、「昨日はトップで32枚。型は30cmから上がほとんど。」とのこと。この一言で、オイラの気合いは一気にレッドゾーン突入っす〜っ!!
 3連休の初日とあって、11人の釣り人を乗せた政美丸が最初に向かったのは、勿論、最近イシダイが出ているポイント。棚は底付近ということなので、底から6mまでをシャクリのパターン、待ち時間を変えながら探るが、アタリがまるっきりでない。周りでは、ポツポツアタリ始めるが、どうも、シマシマパンツばかりの様。もしかして、上棚に浮いていたりするのではと、10m付近までシャクってみるが、これ又前評判通り、サバとマルアジだけ。結局、朝一のこのポイントでは、シマシマパンツ一枚を水面でバラしただけで、食いが止まってしまった。というのも、ベタ凪、無風に加えて、潮がまるっきり流れないもんで、サバやマルアジでさえ、あまり食わないのだ。まぁ、コイツ等は邪魔なので、食わない方がいいんだけど、コイツ等さえあまり食わないと、どうしても、シマシマや赤いのが釣れるとは思えないんだよね。
 最初のイシダイポイントに見切りを付け、近場のイシダイポイントを流すが、こっちも状況は同じで、こっちでは餌さえも囓られない。更に、マダイポイントも流すが、こちらもノーヒット。前週はこの時はちっこいカワハギが一枚、桶の中で泳いでいたけど、今日は、桶に水を汲んでさえいない・・・。今日は魚を持って帰ることができるのかなぁ・・・(=_=;
 どこを流しても状況が変わらないので、またまた朝一のイシダイポイントに逆戻りする事に。ここで、アタリを出している人のシャクリ方を見てみると、シャクるというより、ゆっくりと誘い上げている感じ。で、オイラも真似をして、ゆっくりと誘い上げてみると、漸く、アタリが出るようになってきたのだ。以前、マルイカシーズンに、雑誌に、マルイカの誘いはジュテームマルイカとやさしく誘ってあげると書いてあったが、まさに、ジュテームイシダイてな感じ。掛かりが浅いのか、バレも多いが、やっと、まともなアタリを捕らえ、あわせると、ガツンと竿先が止められる。ガンガンと暴れる引きは、まさにシマシマのそれ。外れるなよ〜と祈りながら上げてくると、海中にシマシマの姿が・・・。船長のタモに収まったのは、30cmちょっとのオイラには十分サイズのシマシマ。シマシマパンツが多いのと、食いが悪いので、途中からハリスを1.7号に落としていたので、あまり大きいのが掛かっても切られちゃうからね。
 状況は相変わらずだが、シマシマパンツをお土産用に2枚確保したところで、最後のお土産、アジポイントに移動。が、さっき通った時にはあった反応が消えてしまっているらしい・・・。このポイントは、去年の冬に3k前後のイシダイが結構出たポイントで、イシダイ狙いを決め込んでいる人は置き竿。前日、大型のバラシがあったとのことで期待はしていたが、アジとシマシマパンツを釣っただけで、結局大型のアタリはナシでした。
 まぁ、この状況でも、一応、釣れたと言うことは、潮がいっていれば・・・。これは来週の楽しみにとっておきましょう。
本日の釣果;イシダイ×4(シマシマ×1、シマシマパンツ×3)、マダイ×1、マアジ×10でした。
何とか、念願のシマシマをゲット〜! 刺身と塩焼きで食べてみたけど、脂ノリノリでベリウマっす〜(^o^)v マダイは針をバックリ飲まれてたので、可哀想ですけど持って帰ってきました。
風景写真が多いのは、釣れていないときのパターン(=_=;
陽が高くなるに連れて、空の色が変化していく。これもこれからの時期の楽しみ。