諦めなければ報われる?
 気がつけば今日から9月。サバ、曼陀羅との戦いが更にヒートアップしてくるが、奴らをどうかわしてタイをつり上げるかがこれからの課題。今日は一体どうなんだろ? で、またまた腰越の喜久丸へと向かってしまったのだ。う〜む、最近、釣り物がタイ五目だけになってしまっているのは気のせいだろうか・・・(^^;
 開門時間に腰越港着、早速、政美丸の席を確保して、しばらくの間仮眠を取る。6時少し前に起きると、政美丸用の駐車スペースには、オイラの他2台だけ。これは今日も空いているのかな、と船を見ると、乗船者がわんさか乗っている。どうやら、イナダ狙いの人たちが政美丸に乗っているらしく、常連の方をのぞくと、誰がタイ狙いで、誰がイナダ狙いなのかがよく分からない。ただ、オイラの隣3人は完全にイナダ狙いらしく、バケの仕掛けを用意している。結局、13〜14人で定刻よりも少し早くに出船となった。う〜ん、今まで、イナダとの両狙いで、あまりイイ思いをしたことがないんだよなぁ・・。
 江ノ島沖に着くと、船団とまでは行かないまでも、そこら中にイナダ狙いの船がいる。これだけ賑やかな江ノ島沖も珍しいなぁ・・・。オイラは、とりあえず、タイ仕掛けを投入。一投目からマルアジが掛かるが、海にお帰り願う。朝一で船中2枚ほどのタイが上がったようだが、オイラはマルアジだけ。時々、底付近で、タイっぽいアタリがあるが、結局、正体は掴めなかった。イナダっぽいアタリもほとんど針掛かりしなかったので、お土産確保のため、針をチヌ1号からチヌ3号の仕掛けに交換する、と、立て続けにイナダ(ワカシ?)が掛かり、とりあえず、3本だけキープする。キープ分を釣ってから、また、タイ仕掛けに変更するが、今度は掛かるのはイナダばかり。ただ、ハリス1.5〜1.7号では、ハリスをたぐり寄せている最中の突っ込みでハリスが切れてしまう。相手がイナワカだと、狙っている魚じゃないので、最後の詰めが荒くなっていて、結果的に、仕掛けのロスが多くなってしまった(-_-;(反省・・・)。仕掛けを取りに行くときに、ついでに船長と話をすると、「イナダのお客さんにイナダ釣ってもらってからタイに行こうと思ってるんだけど、イナダ釣ってるのはタイの人ばかりで・・・」。結局、9時頃まで江ノ島沖でイナダを狙っていたが、ついに移動することになった。
 どうやら、タイ狙いの人たちが釣りをやめちゃったので移動したらしく、やっぱり、イナダ狙いの人とタイ狙いの人を同じ船に乗せるのは、ちょっと無理があるのでは・・・? 移動後、一投目からアタリがあるが、どうやらイナダっぽい・・・。その後も、イナダからのアタリはあるが、その他、釣れ上がるのは、丸&平ソーダだけ。ただ、邪魔になるほどは沸いていないのでマシだけど・・・。
江ノ島沖のあちこちにイナダ狙いの船が・・・。あまり固まらずにいると言うことは、魚影が濃いのか、はたまた、食いがイマイチなのか・・・。
 その後、更に葉山寄り移動するが、「ここは置き竿の方がいいよ」とのこと。なるほど、すぐ横に葉山のマダイ船がいるし、まぁ、ちょっとしゃくって様子を見てから考えよう・・・。で、シャクリ始めると、あたった後にふわふわ来て、早速曼陀羅。ここのは30cmもない小型のばかりだが、沸き方が異常で、そのうちに仕掛けが落ちなくなってくる。5〜6回に一度落ちればいい方で、ほとんど、曼陀羅の棚を突破できずに、投入→すぐに巻き上げ→曼陀羅はずし→コマセ詰めの繰り返し・・・。丁度、お腹も空いてきたので、苦手な置き竿で様子を見ようとするが、これまた仕掛けが全然落ちてくれない(=_=; やっとの事で底まで落とし、棚ハリス分で置いておくと、掛かるのはイナダ、サバ、表層よりも大きめの曼陀羅・・・(=_=; この状況で、赤いの釣ったら、ホントに自分で自分を誉めちゃうよ・・・、と思いながら、しばらくは、昼ご飯、たばこで竿から気をそらしながら置き竿を続けるが、30分ほどで我慢できなくなり、更に、シャクっていた人にハナダイが掛かったと言うのを聞いて、ウイリー仕掛けに戻してしまう。やっぱり、オイラにはシャクリしかないし・・・(^^;
 実は、この仕掛け変更が丁度いいタイミングだったらしく、徐々に曼陀羅が減ってきて、仕掛けが底まで落ちるようになってきた。底から10mくらいの範囲を丹念に探っていると、底から6mで止めの時にぐぐっと竿先が入り、タイっぽい引き込みが・・・。巻き上げ途中も時々、ガクンガクンと引き込むのはマダイっぽい。ようやく、やっとの事で釣り上げた白ウイリーに食っていた30cm超は、丁度12時頃。釣り開始から、5時間半ほど経っていた・・・。それからは底付近を丹念に探り続け、13時頃に、今度は底から5mしゃくり上げたときにがつんと来て、さっきよりはちょっと強めの引き込みで40cmのマダイを抜き上げる。ただ、気持ちてきにはどうしてもハナダイが釣りたいので、ちょっと上までしゃくることにする・・・と、今度は底から8mでガツっとアタリがでて、今度の引きはそれほど強くない引きで、ハナダイをキープ。置き竿が得意な人ならば置き竿で食わせたのだろうけど、オイラは置き竿が苦手なので、最後の追い込みはシャクリだからこそできたのではないだろうか(横で流していた葉山福栄丸でも、置き竿で攻めていた人に、同じタイミングで体が上がっていた。)
 最後の最後でボーズ脱出できた上に、ちょい小振りながらハナダイも釣れたので、一日苦労してシャクった甲斐があったってもんだ。今日はキープした魚が少なかったので、クーラーはそれほど重たくないけれど、赤いの混じりの釣果に大満足。諦めなければ、最後には報われるってこともあるんですねぇ(途中で諦めかけたけど・・・(^^;)
本日の釣果;マダイ×2匹、ハナダイ×1匹、カイワリ×1匹、イナダ×3匹(キープ分)、平ソーダ×1匹(キープ分)。その他リリースは、小丸・平ソーダは沢山、マルアジもかなり、イナダはそこそこと言った状況。ちなみに、マダイは、ハナダイ並に脂がギットリ乗っていて、もう、産卵後の体力回復が済んだのかなぁという感じでした。
勝負時に一気に掛けた赤いお魚達。はぁ、これで何とか、連勝持続!!
やっぱ、赤い魚があるのと無いのでは見栄えが違うっす〜(^o^)