「ラジオ・パステルコレクション」第14回 2001/7/8 25:00〜25:30 TBSラジオ
ナビゲーター 
 堀内賢雄

何をそんなに泣いているの?
首を振るだけじゃ分からない。
…ねえ。話して欲しい。

僕の胸が、どうしてこんなに広いと思う?
君の涙を拭うためだよ。

僕の腕は、君を抱くために。
僕の目は、君の心を理解するために。
僕の口は、君への愛を語るために。

僕の存在理由…。
それは、君。
君だけのために、僕はいる。

だから、怖がらないで教えて欲しい。

君の全てを。
君の、全てを…。

●タイトルコール
『ラジオ・パステルコレクション。』

●オープニング
 こんばんは。ナビゲーターの堀内賢雄です。注目のジャンル、ボーイズラブにスポットを当ててお送りしていますこの番組。今月は私、堀内賢雄がナビゲートしてお送りしています。
先週の第1回目の放送は、楽しんでいただけましたでしょうか?いささか緊張した私が、そこにいました。けれど、収録後は感動ものでした。

 さて、番組冒頭では「パステルポエット」と題して、ボーイズラブ作品の中の一説や、著名作家の書き下ろしの詩を演じていきます。そして、もちろんリスナーの皆さんの作品も受けつけています。
さぁ、早速いただきました。
今夜のオープニングでご紹介したパステルポエットは、リスナーの方からいただいた作品です。
誰しもが人を愛し、誰しもが人に愛されたいと願う。寂しさを埋めてくれるのは、そう、愛だけ。人は誰かに寄り添っていたいもの。それによって、自分自身の存在を実感できる。
心の愛の情熱が伝わってくる素晴らしい詩でした。
私自身も、人を愛することによって成長していけるような気がします。

 ところで、皆さんは身近に「親友」と呼べる人はいますか?
この場合、同性同士のことを指していますが、一生のうち本当にそんなふうに呼べる、思える存在は、そうはなかなか巡り合えません。
男女の間に生まれる愛情や恋心。そうですね、駆け引きとか性別の違いから起こる面倒な類いな事、とでも言うのでしょうか、そういったことがない分、本当に純粋にお互いを認め尊重し合える間柄。
ひょっとしたら、この番組で取り上げているボーイズラブの世界も、そんな純粋な気持ちが消化した一つの形かもしれません。
楽しみ方は人それぞれ。これから番組を通じてたくさんの作品や、その舞台裏などをナビゲートしていきます。

 それでは、今夜もリスナーの方から、応援のお便りを頂いていますのでご紹介しましょう。お葉書でいただきました。
『賢雄さん、こんばんは。』
こんばんは。
『早速、第一回目の放送を聞きました。いつものノリの賢雄さんを想像していた私は、最初、番組を間違えたかと思いました。でも、そんなアダルトな賢雄さん、病みつきになりそうです。毎週、楽しみにしています。頑張ってください。
P.S.森川さんがナビゲーターの時の番組で流れた「縛恋」のインタビューで賢雄さんが言っていた意味は、こういう事だったんですね。』
 お便りどうもありがとう。
そうなんです。縛恋のインタビューで答えた通り、「大人の堀内賢雄」でお送りしています。真面目に、誠実に、頑張ります。
今夜も、そして、これからも、ず〜っとずっと病みつきになってください。
他にもたくさんのお便りをいただいております。
番組で取り上げられなかったお便りも必ず読んでいきますので、よろしく。

 あぁ、そういえば先日早起きして、私はゴルフに行ってきました。
ここのところ仕事に追われ多少疲れ気味だったので、完全に今回のゴルフは、私にとっての復活となりました。私のゴルフは成績ではなく、自然との戯れ。
今回もたくさんたくさん、林の中を散策しました。
ま、要するに、真っ直ぐボールが飛ばない、という事ですね。
――と、いうことで残りの時間を一緒に、楽しく過ごしていきましょう。

シン…と静まり返った時の狭間で、貴方と幻想のひとときを。
Midnight Fantasy Dream... ラジオ・パステルコレクション。

●作品紹介

 改めましてこんばんは。ナビゲーターの堀内賢雄です。
蒸し暑い日々は、まだ始まったばかり。しかし、このジメジメとした暑さ、どこかに逃げ出したくなりますね。
私は、静岡県御殿場市が故郷です。そう、正しくパーフェクトな避暑地です。
夏になると故郷に帰り、子供の頃によくカブトムシを捕まえた森に行ってみたり、川に魚を取りに行ったりします。まだまだ、そこかしこに子供の頃に見た風景が、あの時と同じように残っています。そんな時は一瞬立ち止まり、私の少年時代が甦る瞬間を堪能しています。
忘れられない私の夏、私の避暑地。真っ黒になって何も考えず遊びまわったあの頃を、何故かふと思い出したりしています。

 さて、続いてはドラマCD紹介のコーナーです。
タイトルは『僕のものになりなさい。』
ストーリーは、ご先祖様の時代から敵同士だった家系に生まれてしまった二人が、
数々の荒波を乗り越えて、お互いを信じて愛を深めるラブストーリーなんです。
原作、南原兼。出演は、大石力役に緑川光、吉良巧介役に子安武人、浅野巧巳役に石田彰でお送りします。それでは、早速お聞き下さい。

『僕のものになりなさい』(ダイジェスト)

 いかがでしたか?石田彰君の講壇で始まりましたが、本当に「よっ、名調子!」という感じです。
しかし役名を聞くと、どこかで聞いた事があるような、ちょっと違うような微妙な役名ですが、そうです。年末になるとテレビの時代劇でよく見るあの物語の登場人物と似ているんですね。
でも、時代劇じゃありません。現代劇です。
ちなみにこの作品は、7/25にコンプリート版として、アニメイトや全国取り扱い書店などで発売されます。興味のある方は、是非ご予約いただきたいと思います。
因みに私は、三枚予約しました。


●ボーイズラブ、促進委員会
 このコーナーでは、ボーイズラブをたくさんの人に楽しんでもらうための促進レポートやアイディアを募集しています。
たくさんの楽しいアイディアで、ボーイズラブの世界を広げていきましょう。
さて、楽しいお便りが届いているので、早速ご紹介したいと思います。
『賢雄さん、こんばんは。』
こんばんは。
『賢雄さんがナビゲーターならこうなるだろうな、という予想を見事裏切られ、アダルト度がぐっと増したパステルコレクション、クラクラしながら聞いています。ボーイズラブ促進委員会ですが、こんなアイディアはいかがでしょうか?私は実家に住んでいてドラマCDを大きな音で聞けなかったりするので、大体ヘッドホンで聞いたりしています。同じような環境の人もいると思いますが、そこでいいアイディアがあります。私の場合は、ドライブが趣味なのでカーステレオで聞いて、ドライブのお供にしています。
これなら周りを気にすることなく、開放的に楽しめます。たまに運転より、ドラマCDに集中してしまうのが要注意ですが、是非試してみてください。あまり促進にはなっていませんが、いかがでしょうか?ところでこのコーナーは全国にたくさんのボーイズラブ仲間がいるなぁ、と感じるので楽しみにしています。』
「カーステレオ」で聞く。
う〜ん、それなら誰に気がねなく、作品に浸れますね。
私の場合はと言いますと、CDウォークマンで自分だけで楽しんでいます。でも、あまりボリュームを上げすぎますと、耳から音が漏れ、気がついたら、道を歩いている時、四、五人の男性が横にピッタリと貼りついているかもしれません。気をつけて。
この方には、ボーイズラブ促進委員会九番を任命します。おめでとうございます。
ラジオをお聞きの皆さんも、負けずにどんどん促進してください。次回、会員ナンバー十番をゲットするのは、君かもしれない。
宛先は、郵便番号160-8405、インターコミュニケーションズ、ラジオ・パステルコレクション、ボーイズラブ促進委員会の係まで。メールアドレスは、pastel@ic-enet.com。お間違いのないよう。

  Stay Tune...

●ナイトキャップ・トーク
 このコーナーでは、心と体にゆっくりと染みて、リラックスできるようなお話をしていけたら、と思います。
もちろん眠りにつくのは、番組が終ってからにしてください。

 さて、今夜はこのコーナーのタイトルにも由来している、お酒をテーマに話していきましょう。
私が初めてお酒を飲んだのは、先輩に連れて行ってもらった洒落たバー。
ハードボイルド小説に出てきたマティーニを頼みました。しかし、あまりにも強いお酒だったのでそのままバターン。それを、何度も何度も繰り返し、こんな酒豪になりました。
お酒もだんだんと鍛えられるんですよね。まるで、人生のように。
お酒にまつわるこんな話がありました。
ある有名なホテルのバーでは、バーテンダーがまずお客さんの目の前に映る丸い照明の光の輪の右隅にお酒を置くんです。そしてその後、お客さんがその輪のどこにお酒を置くかをよく見て、二杯目のお酒の位置を決めるんです。
お酒を作る側のこの気配りを、お酒と同時にじっくりと味わいたいものです。
私にとってのお酒は、ただ酔えばという、ウォッカベースのカクテルを煽っていた二十代。そして、仕事、家族、人生を語りながら飲んだ三十代。そして今、この私は、一日の一括りで飲む心地良いお酒。
そう、私自身がお酒をリードする。
さあ、貴方にとってのお酒はどういう付き合いをしてくれるでしょうか?
それは、自分自信が決めるものなのかもしれません。そのためにも、お酒を飲める日を待ち望む、想像の十代が重要です。
それでは、また…

●エンディング
 さて、また明日から新しい一週間が始まります。ま、正確に言えば、今日からということになりますが…。
子供の頃というのは、月曜日が来るのが待ち遠しかったように思います。
そう。学校にはたくさんの友達がいて、アイツにこれを話そうとか、放課後はあれをして遊ぼうなんて、むしろ日曜日の方が退屈なくらいで。今考えれば、贅沢な毎日です。
それが、いつを境にか月曜日が憂鬱の代名詞みたいになって。
そんなふうに思っている人、結構いるんじゃないですか?
でも、意外なところに、まだまだたくさん楽しい事、素敵な事、あるはずです。
明日はそんな事を、一つ探して見たらどうでしょう。何か新鮮な気持ちになれるようなこと。

 さて、あっという間の30分でしたが、いかがでしたでしょうか?
番組に対する感想、私宛の質問、各コーナーへのお便りなど、たくさん待っています。
宛先は郵便番号160-8405、インターコミュニケーションズ、ラジオ・パステルコレクション、それぞれの係まで。そして、メールアドレスは、pastel@ic-enet.comです。
それでは、もう一通お便りをご紹介しましょう。
『賢雄さん、こんばんは。大人の雰囲気、最高です。日曜の深夜、眠る前の一時をこんなゆったりと過ごせるなんて。でも朝が寝不足で大変です。会社に行くギリギリまで寝ていて遅刻寸前でした。賢雄さんは、朝はどんなふうに過ごしているんですか?
教えてください。それから…番組、頑張ってください。』
 私にとっての朝、それはもう戦争です。鞄の中に今日の台本を取り込み、そう、必死になって家を飛び出し、駅まで走っています。遅刻しちゃう、遅刻しちゃう…。
そう、心の中でいつも呟く私のセリフ。
同時に私の足腰は、これによって鍛えられていきます。

 さて、来週はスペシャルゲストとして、あの間寛平さんが、このスタジオにいらっしゃいます。最近はロックシンガーとして活動もされているという事で、このスタジオ、どうなってしまうのでしょうか?
楽しみにしていただきたいと思います。

 最後に、今日番組内でご紹介したドラマCDをもう一度ご案内します。
タイトルは「僕のものになりなさい」。
詳しくは、インターコニュニケーションズまで。電話番号は、東京03-5287-6141。平日朝10:00から夜7:00まで受け付けています。ホームページアドレスは、ic-enet.comです。
それでは、また来週のこの時間、一緒に過ごしましょう。
ナビゲーターは、堀内賢雄でした。
それではまた…

 


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