背中の羽根が赤くなっちゃった
小桜インコの羽根の色が変色するのは、羽根に含まれている色素のバランスが崩れるからです。
小桜インコの羽根の色を決定する色素には、青、黄色、赤、黒、の4つがあります。
ノーマル小桜の緑色は、これらの色のうち、青と黄色から作られています。

変色の原因ですが、肝臓病が疑わしいと言われています。黄色と緑の色素のバランスが崩れるために羽根が赤くなるのです。体の中で何かが起こり、そのために正常な色素を作れないのだと思います。
老化の場合は、羽根の色を作ることが出来なくなるので、
羽根の色が薄くなって来ることが多いようです。目に見える変化としては
よく言われるのですが、羽根が黄色くなった・・・と。

肝臓が悪い場合には、羽根の色が赤くなります。
背中の羽根が赤くなるときは要注意なのです。

急性の肝臓病の場合は、出血が伴いますので、真っ黒なうんちがでたりします。
便秘になったり下痢をしたりします。
出血しますので、嘴の色も白く変わります。
これは、中毒(薬品、食品)の場合に多く見られるそうです。
急性の肝臓病の場合は羽根色が変わることがありません。
羽根色が変化するよりも症状が出てくる方が早いからです。

慢性の肝臓病の場合は、気が付かないうちに発病していることが多く、
何かの目に見える変化が現れて初めて、病気かと気が付くことも少なくありません。

どうして、慢性の肝臓病になるのでしょうか。大部分が生活習慣病と言われています。人間でも毎日お酒を飲むと、肝臓を壊しやすくなるように、鳥でも同じ事が起こるようです。鳥の好む物ばかり与えたり、人が食べている物を与えたりしてはいけないのです。

また、鳥のエサにも注意をはらいましょう。
毎日のエサにはひまわりや麻の実などがたくさん入っていませんか?
有効期限のないエサを食べさせていませんか?
野菜をあげていますか?
人間が食べる物を食べさせていませんか?
できればエサとなる種子は単品で買い、自分で混ぜて使いましょう。
ペレットを食べさせましょう。
青菜(色の濃い物)は毎日欠かさないように与えましょう。
(鳥は食べたいときに食べ、食べたくないときには食べません)。
白いボレー粉を洗って乾かしてから与えましょう。
ひまわり麻の実は与えくてもいいです(小桜インコが育つのには必要ないそうです)。

あと、羽根が赤くなってしまったら、病院へいって、お薬をいただきましょう。鳥をみれる先生の所へ行ってください。