Q 感染症について
@ 有害な微生物

自然の中には、私たちの目では見ることのできない小さな生物(微生物)が住んでいます。私たちはこれまでの長い年月、微生物と上手につき合って暮らしてきました。
私たちが日頃お世話になっている、酵母、イースト菌なども、微生物の中に含まれています。

ところが、微生物は私たちにとって有益な物ばかり存在しているわけではありません。私たちや、かわいがっている鳥たちにとって有害な微生物もいるのです。
有害な微生物のうちで、他の生物に病気を起こす微生物のことを病原性微生物とよんでいます。

A 病原性微生物

 病原性微生物として良く知られているものには、細菌、真菌(カビ)、ウイルス、原虫、寄生虫などがあります。

B 感染

病原性微生物が体の中に侵入してどこかに定着すると、その場で増殖を始めます。これを感染といいます。感染が起こると、感染した場所が傷つき、膿を持ったり、腫れ上がったり、熱を持ったりします。このような感染を治療するために使われているのが、感染治療薬と呼ばれている物で、私たちが良く知っている、抗生物質も感染治療薬の一つです。感染治療薬は、抗生物質と合成抗菌剤とがあります。