時々日記9月

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最近紙に興味をもった歩緒です。毎日ケケの隣で紙を切っています。そのうち腰にさしさしするのかな。
 9月2日(土)晴 

昨日の夜、とんでもないことが起きました。原因は私の不注意にありました。夜、なんだかかごのあたりが騒々しくて、どうしたのだだろうかと、気にはなっていたのですが、そのうち静かになるだろうと思い ながらパソコンをたたいていた時、かごのあたりから奇妙な声が聞こえてきました。「どうしたの」と、かごに掛けてある毛布を取り去った時、目の前には脱走して、内蔵助のかごに張り付いているほたるの姿がありました。なにげなく下の方に目をやると、かごの下に敷いてある布の上に、ほたるから出たと思われる血痕が点々と付いていました。「ほたる!!!」と叫んで、ほたるをかごから離しました。ほたるの足には噛まれたと思える傷が数カ所あって、羽根にも血が付いていました。下の布の血もかなりの量に感じましたが、ほたるは足を気にすることもなく、私にしがみついて何かを訴えていました。
脱走した理由は歩緒でした。まだほたるは歩緒をあきらめていなかったのです。歩緒の入っているかごの真下に血が付いていました。歩緒が好きなほたるは、歩緒に噛まれて何を思ったのでしょうか。内蔵助にいじめられ、歩緒に噛まれたほたる。不憫でした。ほたるはいちばんおしゃべりが上手で、お気に入りの鏡の前で、ほたるちゃ〜ん、ほたるちゃ〜ん、と言う子です。私にはとってもなついていて、めったに噛むこともありません。ほたるはこの日以来、歩緒をあきらめた様な気がしました。そして、わたしにまとわりつくことが以前より多くなったように感じました。
 9月3日(日)晴

華を連れて八王子へ行きました。朝からさわやかな風が吹き、華の旅立ちを祈っているようでした。数日前から華は紙を腰にさしさししていました、おしゃべりもし始めていて、内蔵助やほたるのおしゃべりをまねて一生懸命になにやらごにょごにょ話していました。華の里親さんは、とても信頼の置ける人で、華もきっとかわいがってもらえるでしょう。残った3羽の中で、一番人なつこく、お目目の大きな子です。良い子でいてね華。元気でね華。また会おうね華。いつもは仕事に行ってしまう夫も、華が家を出るまで一緒にそばにいてくれました。華に食べさせていたものをすべて持ち、八王子へ行くと、おだやかな印象の里親さんが出迎えてくださいました。ばいばい華、最後に手でご飯を食べさせ、涙が頬をつたいました。華、はなちゃん。ありがと、またね。よる里親さんからメールをいただき、華が新しい生活を始めたとのこと、ひとまず安心しました。あなたに会うことがあっても、私を忘れないでくださいね。
宙と星です
 9月12日(火)雨

今日は朝から雨で大変、浸水した地方もあるらしい。新幹線も止まって一日中テレビはそんな話をしていました。こんなとき、外の小鳥ちゃん達はどうしているのでしょうか?ご飯を食べているのでしょうか?心配です。朝、気分を変えてといいますか、ケケ歩緒夫婦の発情を抑える目的で、放鳥メンバーを変えてみました。結果は、ひたすらパニックになるだけで、私だけが疲れてしまう、ということに気が付いただけでした。やれやれです。ただ、一つだけ、面白いことに気が付きました。歩緒のことなのですが、歩緒はケケ、内蔵助、ほたるが身近で紙切りをしていても全くいじめません、ところがここに睦が近づくと、目の敵にして追いかけ回すのです。睦は内蔵助と仲がいいので内蔵助のそばに行きたいのですが、歩緒がじゃまをしてちかづけませんでした。
最近の宙
歩緒がこれほど他の鳥を嫌うのは初めてですが、睦は我が家で唯一赤目の子なので、いやなのかもしれません。本当は5羽みんなで仲良くして欲しかったのですが、その期待は見事にはずれてしまいました。ちびちゃん達は、華がいなくなっても、全く気にかけることもなく相変わらず元気です。宙も星も紙に興味がなく、紙切りより探索ごっこの方がお好みの様子で、あちらこちら放鳥部屋を飛び回ります。大きな声で鳴いたりしますので、またまた鳴き声が心配な飼い主です。
 9月15日(金)晴

今日は晴れ、華が旅立った日と同じように朝から良く晴れた日でした。星が長野へ行く時間はどんどん近づいて、朝から支度に追われました。忘れ物は無いかしら?全部持たせたかしら?星がすきだったおもちゃ、ご飯、ペレット、それから、それから、そうそうペレットを入れる黄色のご飯入れを忘れてたわ、後は無いかしら・・ほし、ほしちゃん、新しいママはとってもいい人よ。
あなたのために一生懸命探したの。あなたが幸せに暮らせるように、準備してくださってるわ。元気でね新しいママと楽しくね。指を噛んではだめよ。ママにきらわれるから、分かってる?
宙は心配しないでね、私がなんとかするから大丈夫よ。さよなら星、ほし、かわいかったほし、ちいちゃいときはいつもお姉ちゃんやお兄ちゃん達の後ばっかり追いかけて、宙と隅の方でごそごそしていた星。そんな星がこんなに大きくなるなんて。 
歩緒の水浴び
9月20日(水)晴

宙が一人になって、数日が過ぎました。いつもいっしょにいた兄弟はみんないなくなってしまいました。さびしいのか放鳥すると私にしがみついたまま離れません。まだ他の子たちとは一緒に遊ばせないので仕方ないのですが。宙、そら、心配しないでね、大丈夫よ。数日前までご飯もろくに食べなかったのですが、今は大好きな青菜をぼりぼりです。ちょっと安心しています。