映写

お湯 2003/06/01(日) 23:17

映写,映写機,スクリーンサイズについて語るスレッドです。
お湯 2003/07/30(水) 01:15

『茄子 アンダルシアの夏』はスタンダードサイズの作品です。
ユナイテッド・シネマ入間の4番スクリーンは、ビスタのスクリーンの左右を
余らせて上映していました。
なんとなく不自然だし、カーテンが無いのでどうしても画面の境目が斜めで
台形っぽくなってしまうし、あまり様子のいいものではありませんね。
MOVIXのサイトには「この作品はスタンダードサイズ(縦横比 1:1.375)で製作
されています。MOVIXではビスタサイズ(縦横比 1:1.85)のスクリーンにて
上映いたします。このため、上映時にはスクリーンの左右の端に若干の映像の
無い部分(黒味)が生じますのでご了承ください。」という断り書きがありました。
最近のシネコンは、スタンダードサイズを上映するようには出来ていないんです
ねぇ。
匿名 2003/08/01(金) 14:43
茄子は、ヴィスタですよ。
VVですが、SDっぽくなってます。
SDで上映すると、更に画が小さくなり、
左右だけでなく、上下も黒くなってしまいます。
SDサイズ映画の上映のできる映画館もありますよ。
VVでの上映で、バリマスクだけを動かす事は、
かなりの手間がかかりますので…。
ブルース 2003/08/01(金) 15:29
スタンダードを上映する設備のない劇場が多いのでビスタで上映しても画面サイズがきっちりと収まるように製作しているのだと思います。
ラーゼフォンとかもそうでした。
M 2003/08/01(金) 19:52
シネコンでもスコープフルサイズのスクリーンなら
左右調整型バリマスクなのでスタンダート上映出来る所もあります。
ただし小さな箱に多いビスタフルサイズのスクリーンは
上下調整型バリマスクなので設計上無理です。
如月 2003/08/01(金) 22:47
専門的なことは分からないが今年の2月にソニーのムービーイースターの企画で「イージーライダー」をWMC板橋で1回限りで上映した際企画者が今夜は特別に劇場側にお願いしてスタンダード上映にしてもらったと説明していたな。
小さい劇場だったので左右はフルサイズだがいつもは持ち上がらない上が少し伸びてた記憶がある。ソニーの関係者はこのサイズで「イージーライダー」を映画館で観れることはとてもファンにとっては貴重だともマイクで話していたな。この時の模様はテレビでも一部特集で放映された。
ただアメリカンニューシネマの傑作をもう一度劇場で観れると楽しんでいたが今にして思えば色々と裏で調整していたみたいだな。
参考までに書いておきます。
まさぴょん 2003/08/02(土) 00:38
ビスタのフォーマットによるスタンダードはかなり前からあったようです。古い話ですが「七人の侍〜リニューアルプリント版」もそうです。当時「キネマ旬報」だったかな? 正規のスタンダードに比べて60%位の解像度しか得られない云々と言った嘆きの記事があったのを覚えています。今の時代、映写システムの対応には文句が言えませんが、しかしせめてスクリーンのマスクはスタンダードにも対応してほしいですよね。
JTK 2003/08/02(土) 01:49
デイズニーが新作とクラシックのリバイバルの2本立てでやっていた頃もそうやってましたね。
「101匹わんちゃん」は、最初に出た日本語タイトルはビスタサイズだったけど、本編は
スタンダードだったと記憶してます。
10 スッテン 2003/08/02(土) 19:56
101匹はアパチュアー・マスクもレンズもビスタ用で
スクリーンにはスタンダードサイズで映写できるように
フイルムにプリントされていたと記憶しています。
11 お湯 2003/08/04(月) 22:21

ビスタのフォーマットによるスタンダードというものがあるのですね。
茄子とかも、全てスタンダードでプリントされていて、スタンダード用の
レンズの無い映画館では、ビスタ用のレンズを調整して映しているのかと
勝手に思っていました。
皆様ためになる解説ありがとうございます。
12 はな 2003/08/15(金) 15:57
ビスタとシネスコで印象ってずいぶん変わりますよね。視野いっぱいに見ると迫力が増します。
13 JTK 2003/08/16(土) 01:29
「茄子 アンダルシアの夏」を見てきました。
パンフレットによると、この作品は元々OVAとして制作されていたそうで、だからスタンダード
サイズなんですね。
見たのはWMCの小さいスクリーンだったので、左右のマスクがかからず、3でお湯さんがかかれ
ているように、下の方が広がっているのが分かりました。普通はこれをマスクをかけて目立たない
ようにしているんですね。

新しい劇場のほとんどはスタンダードサイズで上映するレンズがないそうです、スタンダード用の
レンズを持っている古い劇場も、めんどくさいからビスタで上映してしまっている戸頃が多かった
みたいです。
14 チームオクヤマ 2003/09/01(月) 00:35
「茄子」は本当にすてきな映画でした。
しかし悲しいことにJTKさんが書いていらっしゃる通り、ビスタサイズしか上映できない映画館でも画面を切らずに上映できるように
「圧縮ビスタ」(新語でしょう!)という形で現像されたそうです。画面の上下がギセイにならずに上映できるのはもちろんいいことですが、スクリーンのもともと小さい劇場だともっと小さく見えるでしょうし、圧縮されてしまっているので画面の色調が少し犠牲になっているようにも見えます。私は幸運にもこの映画を完成披露で見せていただいたのですが、その時はきちんとしたスタンダード一杯に焼いたプリントでした。劇場がスタンダードに対応できるところは
非圧縮のプリントが供給されていればいちばん良いと思いますが。とにかく作者の思いが物理的なことだけでつぶされないほうがいいですね!
15 お湯 2003/09/24(水) 22:22

テアトルとユナイテッド・シネマで上映の『ローマの休日』
http://www.roman-holiday.jp/
もそれっぽいですね。
テアトルは大丈夫そうですが、ユナイテッド・シネマは『茄子』と同様に、
左右のマスク無しでの上映になるかもしれません。
16  2003/09/24(水) 22:59
4月に公開した「ラーゼフォン 多元変奏曲」も縮小ビスタです
http://www.shochiku.co.jp/video/v00s/ks9348.html
googleで「縮小ビスタ」で検索して今のところ出てくるのは、
ラーゼフォン関連のページだけですね
17 バブ 2003/09/28(日) 18:02
古いとこではブレアウィッチがそうだったような。
あれはもとがビデオ、16mmだったので画質は気にならなかったけど。
18  2003/09/28(日) 18:16
稲沢でのスクリーン5番での「ローマの休日」は
ちゃんとスタンダードサイズでしたよ
フィルムチェンジのマークも○でしたから間違いないですね
きっちり、上下マスクはなかったです。
19 竹内 2003/10/27(月) 16:24
こんにちは。初めて書き込みます。
東京都、神奈川県周辺で映写の仕事がやりたいと思っています。
16ミリ映写機操作ができます。なかなか仕事を見つけることが難しく困っています。
映画館や会場の規模にはこだわりません。
どなたか、近くに助手などを必要としている方はいませんか。
いたら教えてください。
難しいぞ、とか、厳しいぞ、という内容のレスでもかまいません。
何かあれば教えてください。
20 れん 2003/10/27(月) 17:41
>>18
スクリーンサイズがスタンダードで、フィルムチェンジの
マークが真円だったとしても、それが縮小ビスタでは
ない事の根拠には、ならないのではないでしょうか?

やはり劇場か配給元に問い合わせるのが、最も確実だと
思います。
21 お湯 2004/02/12(木) 23:54

ユナイテッド・シネマ入間で観た『ローマの休日』は、左右の画面の境目が
ぼやけていました。
結局、スタンダードだったのか圧縮ビスタだったのか、謎のままでしたね。
22 れん 2004/02/13(金) 09:09
>>21 お湯様、
わたしも、市川のヴァージン(おっと、東宝シネマズと書くべきでしょうか?)で
「ローマの休日」を観ましたが、スクリーンのサイズがビスタサイズの
ままでしたので、画面の境目をマスクしていませんでした。仰るとおり、
ここでも左右の画面の境目がボケていましたね。これは、真性(?)
スタンダードだと、私は判断しました。圧縮の場合は映写機の設定が、
ビスタサイズになり、左右の境目がくっきりはっきりになるはずですから。
黒幕でマスクしていない場合は、判断しやすいかな、と思いますね。
24 まさぴょん 2004/02/20(金) 00:30

もしかすると、フィルム上ではビスタサイズのマスキング(圧縮ビスタ?)
つまりスタンダードの縮小プリントなのでしょうか?
私も観ましたが、どうもそんな気がします。
真性(?)スタンダードサイズの上映可能な映画館は、
そこまで減ってしまったのでしょうかね。
何だかもったいない気がします。
それにしても、真相を配給会社さんに聞きたい気がしますが。
25 0930 2004/04/19(月) 23:55
渋東シネタワーの映写機ってどっちかっていうと旧式ですかね?
26 ソソ 2004/06/06(日) 00:26
初めまして、新人映写技師です。質問があるんですが、トレーラ−が終わった後、フラットかスコープにっていうのに
わかれるらしいんですけども、どっちなのかっていうのはどこかに書いてあるんでしょうか?
研修で聞くタイミングを逃してB連休に入ってしまって気になったので、よろしくお願いします。
27 かな 2004/06/10(木) 13:46
映写技師の板のほうでも質問してますよね。↑
28 ... 2004/06/10(木) 19:42
>26
フィルム上でのクリーンサイズの違いを知りたいのか
映写機の設定の違いを知りたいのか
質問の意味がよくわかりませんので答えられません。

それに映写知識でのフラット、スコープというのはレベル1の知識で、これを完全に
理解しないと研修は先へ進めませんので連休明けにいくらでも聞くチャンスはあると
思いますよ。
あと、研修担当の映写技師さんは教えてもいない知識を勝手に身に付けてくる新人を
嫌い方が多いです(特に私)
29 訂正 2004/06/10(木) 20:10
クリーンサイズ  ×
スクリーンサイズ ○

失礼しました
30 ソソ 2004/06/11(金) 01:40
>27 
さきにこちらで質問したんですが、答えがなかったものですから。
知りたいから、いくつかで書きこむというのはダメなんでしょうか。

>28
質問が曖昧ですいませんでした。始めて二回目だったもので、ちょっとわかりにくい
文になってしまったかもしれません。
で、ですね、連休あけに行ったら教え忘れていたのに気付いたらしくて、教えてもらいました。
勝手に身につけてくる人を嫌う人もいるんですね、わかりました。これからは気をつけます。
32 こゆい 2004/08/09(月) 22:46
昨日、おとといの宮崎キネマ館、ガッシュベルの1回目と2回目は
インターロック方式で上映でした。

しかし、キネマ館1はSRD、キネマ館2はSR上映・・・・・
33 あっけ 2004/08/14(土) 07:50
26〜30で書かれているフラットってビスタのことでスコープとはシネスコのことですか?
どこに書かれてなくてもフィルム見ればわかると思いますが・・・
ソソさんってもしかして最近よく聞くシネコンの技師さん?
最近は短期研修でいきなりフィルムの編集もするんですかね
素人さんがフィルムをさわるなんてえらい時代になりましたね
34 トト 2004/08/15(日) 01:33
>素人さんがフィルムをさわるなんてえらい時代になりましたね

さわるようですよ。
でもバイトでもベテランさんの指導のもとで作業しているとは思いますよ。
35 キャバクラ大好き元技師 2004/08/21(土) 09:09
>>34
シネコンでアルバイトに編集をさせているのは少ないと思います。
普通はフルタイムのスタッフが行っているはずです。
フルタイムも素人みたいなもんですけどね〜。
しかし、某大手シネコンではフルタイムとパート、アルバイトでは
研修時間があきらかに違いますから。

>>26
いまは普通にトレーラーの箱にビスタ、シネスコ(CC)と親切に書かれてます。
また、映写技師なら必ずフィルムのアタマの情報を確認してますよねっ?
フィルムに入っている情報が書かれていますし、映像は目で必ず確認すれば
わかるはずです。
36 キャバクラ大好き元技師 2004/08/21(土) 09:16
余談ですが、ターンAガンダムには苦労させられました。
映像サイズが特殊? 昔のままだったのか、スタンダードというタイプで
スタンダード用レンズを購入し、各劇場でそのスタンダードレンズと
チャートフィルムを流して、違和感を感じない上映可能な劇場を
チェックした記憶があります。
イチバンいいのは、マスキングモーターにメモリー機能があって、自由に設定出来れば
よかったんですが...。
37 JTK 2004/08/22(日) 10:16
「ターンAガンダム」はTVシリーズの再編集ですからね。
うちの近くではシネコンではなく昔からある劇場でやってました。
新しい劇場でスタンダードサイズ用のレンズを持っている所はほとんどにいらしいですね。
「茄子 アンダルシアの夏」のようにビスタサイズの左右をマスクしてプリントを作れば、
ビスタサイズと同じように上映すればスタンダードサイズで上映されますが、画質が落ちる
のが難点ですね。
38 チャックマン 2004/11/19(金) 23:53
都城シネポートでの「ハウルの動く城」はインターロック上映で
公開するみたい
39 . 2004/11/20(土) 13:09
そこだけじゃなくて今回はハウル、インターロックしているところ多いよ
映写さんみんな緊張しているだろうなぁ

ハウルって7巻でしたっけ?とにかくお疲れ様!
40 ポップコーン 2005/01/19(水) 22:16
始めて間もない映写技師です。私、フォーカスが少しずれてるとたまに言われるのですが、
どこを基準に合わせるとうまくいくんでしょうか?字幕に合わせ過ぎるのもよくないと聞いたのですが。
41 NICK 2005/01/20(木) 00:08
私の拙い経験からいいますと、あくまでも中心にピントを合わせ
字幕の方に若干シフトしたぐらいが一番見やすいようですよ。
本当は全ての面にピントが合えばいいのですが・・・
42 大不況 2005/01/21(金) 21:03
客側のものですが画面すべてにピントあわせられる劇場ってやっぱり無いんでしょうか。
43 答え 2005/01/21(金) 21:39
>>42
DLP
44 マーボー 2005/01/21(金) 22:20
こんばんは、又、話の中に割り込んでしまいました。私は素人ですが、思い出として書かせて下さい。
この件は、前に友達であった技師さんの話を引用しますと、ピント合わせは中心に持って行くようです。
ただ、レンズは一応対応出来る条件として、プロジェクターの光源位置(レンズ)から同距離が全体のピントの
合う位置だという事を思えといっていた事を思い出します。
すなわち光源からスクリーンの真ん中が30mとすれば、両サイドも距離が30mあれば良い
のが条件ですが、実際スクリーンが平面になっている場合は極端に言えば問題です。
少し曲面になっているのが理想ですが。全く平面であれば、中心と端の距離差は数十センチの
格差が生じますよね。その場合は、サイドのボケが現れるのではないでしょうか。
普通に目で見た状態では、あまり分からないと思いますが。

ここで、又昔の話になりますが、70mmの頃、湾曲に傾斜設定されていたのは、その面も
あったと思います。又、私の住んでいる京都には、東郷青児の絵がビルの壁面全体に描かれていた
朝日会館というロードショー劇場がありました。
この映画館は7階建ての内劇場は3階迄を占有していたので、映写室は3階でしたから、
客席もその3階からスクリーンを見下げる形で、まるで谷底を見ているような錯覚にありました。
もちろんスクリーンは映写室に向いた形で、かなりの上向き傾斜と湾曲に設置されていました。

京都では一流の劇場でした。(その後立て直された同ビルではありません)
今でも、ベン・ハーで好演した、チャールストン・ヘストンの「猿の惑星」を見て、ラストに
自由の女神が海岸に倒れていて、地球が猿に支配されていたと知ったときのショックが思い出されます。

スタンダード画面は、あまり影響を感じませんが、シネマスコープ・サイズクラスになると、確かに
ピントの甘さが気になる場合がありますよね。
余談ですが、シネマスコープの初期では、映写機の前に設置されていたアナモレンズでも粗悪品が多く、
極端に言えば、両サイドの拡大比率の差で何か乱視状態で上映していた劇場もありましたね。
大袈裟に言えば、画面が歪(いびつ)になっていたのはパンしたときよく分かりました。
おそらく、まだ開発途上で技術がついて行けなかったのでしょうね。
今は、レンズも相当良くなっていますよ。ある程度のボケは、レンズの明るさによって
改良されていると見られます。(シネコンのスクリーン映写状態を見る限り私は思っているのですが。)
45 NICK 2005/01/23(日) 14:03
今のレンズは本当によくなりましたね。
明るくなって、勿論アナモも周辺ボケが相当軽減されてます。
それでもピント合わせは細心の注意を払います。
私の場合、常に双眼鏡を用意してます。
46 マーボー 2005/01/23(日) 14:35
>>45 NICKさん
私は、貴方のようなプロではありませんが、ファンとして、初期のアナモの酷さは
見る立場からして、「あれ!」と思ったぐらい、ひどかったように見えました。
それも、最近は画面のパン(パノラミック撮影)の場合もあまり気にならなくなりましたね。

NICKさん・ポップコーンさんの様な熱心な、技師さんのおられる映画館は幸せですよね。
我々映画ファンが、注目して応援しています。常に見やすい劇場、ファンから喜ばれる
映画館を目指して頑張って下さい。
47 大不況 2005/01/26(水) 21:53:15
答えさん
なるほど。ありがとうございます。
48 XPAC 2005/02/08(火) 15:06:53
丸ノ内ピカデリー1で『Mr.インクレディブル』日本語吹き替え版をDLP上映
しているというので二週間程前に見に行きました。一回目の上映で全席自由
だったので二階席の最前列の真ん中SA-17を確保。この座席で視点がスクリーン
中央にほぼ位置しスクリーン全体も見渡せるのでベストポジションでした。
ピカデリー1に来るのは数年振りだったので、スクリーンが最近のシネコン
にありがちなフラットではなく緩くカーブしているものなので久しぶりにかつて映
画館的雰囲気を味わうことができました。ここで一つ疑問なのですが、スク
リーンがフラットかカーブって何を基準に決めているんでしょうね?
あとこの作品(スコープサイズ)を見てて気になったのが本編前の短編映画と
本編中にサイズがビスタになるのですが、その時のフレームの縦線が垂直で
なく斜めに見えていました。スコープサイズの時は両端は黒枠にかぶって
気づかなかったし、映像的に歪んで見えることは感じなかったんだけど。
コンシューマー用プロジェクターには台形補正の機能がありますけど、私が
見た時はこの機能の調整ができてなかったのでしょうかね?
49 マーボー 2005/02/09(水) 23:17:38
XPACさん
こんばんは、東京は久しく行っていませんので偉そうな事は言えませんが、
あなたの仰っている件ですが、次のような事ではないでしょうか。
>疑問なのですが、スクリーンがフラットかカーブって何を基準に決めているんでしょうね?
これは、レンズから投光される画像は同距離にしなければ基本的にピントが合わなくなります。
基本的に同距離にするには、ある一点から投光されるのですからスクリーンはセンターより
サイドが手前になるように、カーブにしなければなりません。
私もですが、最近のシネコンのスクリーン設置がフラットと思っておられるようですが、一昔前は
今よりスクリーンサイズが巨大でしたので、湾曲に設置していた劇場が多かったのは事実です。
スクリーンサイズが巨大だったのは、収容1000人規模の映画館が多かったのと、70mmなどの
ワイドスクリーンが当たり前の時代でしたから、それに比べればシネコンは収容人数が大きくても
500前後の所が多いですからフラットでも極端にボケが気にならないサイズなのでしょう。

>フレームの縦線が垂直でなく斜めに見えていました。
これは、最近の丸ノ内ピカデリー1を知らないので断言は出来ませんが、正面のスクリーンの
中心と対角した位置にプロジェクターがあるか?です。
おそらくその位置には無いと思います。あれば観客が起立でもするような時があれば頭が邪魔になるから
その様に設置しないはずです。
大方はスロープの後方最上部の数メーター上に位置していると思います。

正確に言えばスクリーンは少し上向きに設置する必要があります。当然光は真っ直ぐしか進みませんので
スクリーンの角度と映写機の設置位置が対角になっていなければ、縦線が斜めになると思います。
実際、丸ノ内ピカデリー1の場合はどうなっているのか、見ていないので不安ですが、現象はこのようではないでしょうか。
このスレッドの>44に私が投稿しているのと、同じような事だと思います。

>コンシューマー用プロジェクターには台形補正の機能。
台形補正とは、どのような構造になっているのでしょうか、私は勉強不足でした。
分かる範囲で教えて頂ければ嬉しいのですが。
50 XPAC 2005/02/10(木) 12:13:13
マーボーさんこんにちは。レスありがとうございます。

マーボーさん仰るとおり、丸の内ピカデリー1は二階席の上部から映写しております。
松竹HPで確認したところ、スクリーンサイズはスコープで6.4×15.3m、客席数は
802席です。
松竹映画館ドットコム→http://www.shochiku-eigakan.com/east/s001/index.html

スクリーン角度についてはちょっと分かりません。逆に横浜のワーナーマイカルでは
スクリーン上部が客席側に斜めに傾け気味に設置しているシアターがありました。これ
はスクリーンに近い客席からでも見易くする配慮なんでしょうか。

台形補正はプロジェクターを縦方向で斜めに投射した時に距離の違いによって、映像が
四角ではなく台形になる現象を補正する機能だったと思います(数年前データプロジェクター
のセールスをやっていたのですが詳細な機能は忘れてしまいました)。今のプロジェクター
についてAV雑誌を見てみると、上下や横方向の斜めからも投射できるレンズシフト
という名称になっているようです。
51 マーボー 2005/02/10(木) 13:25:26
XPACさん
早速の返信ありがとうございました。
丸の内ピカデリー1のスクリーン写真は松竹の映画館情報から確認出来ました。
大凡の事は、この写真を見ればわかるような気がします。確かに従来の都市型劇場で
2階席もかなりの収容力があるようですね。
さすがに一流劇場の風体はあるようでスクリーンも湾曲になっていて少しですが
上向いているように見かけられますね。

私は感じますが、この範囲でもレンズにたいして完全な対角ではなく、
例えば平行した2本の線(レールなど)を映写すると下の方が僅かですが開いて写ると思います。
人間の目は便利な物で、多少の違和感は排除しょうとする傾向があるようですね。
通常に映画を鑑賞するには問題はありませんが、その様な特異な場面になれば異常を感じるのではないでしょうか。

以前ソニーのビデオプロジェクターで垂直水平両方向のゆがみ補正可能な装置を持った
プロジェクターを展示会で見たことがあります。特殊なレンズ構成で、
真後ろからでなくても、後方角からでも映写出来るのには、驚きました。
台形補正とは、その様な事ですね、ありがとうございました。
ただ、DLPなれば可能でしょうが、フイルム映写機の場合は正確にするには従来通り
スクリーンの傾斜が必要ではないでしょうか。
52 XPAC 2005/02/14(月) 01:42:18
マーボーさん、レス遅くなりまして申し訳ありません。

今まで気づかなかったスクリーンの傾斜については映画館に行ったらチェックしようと思います。
ただ、同じディズニー作品で『ブラザー・ベア』は本編中ビスタサイズからスコープ
に変わりましたけど、ビスタ時の画と黒味を分ける縦線は真っ直ぐに感じたのですけどね。
53 マーボー 2005/02/14(月) 10:59:56
XPACさん
こんにちは、シネコンがこれほど出来る以前の話ですが、十年以上前位までは、まだ大都市に都市型大劇場が林立していたのと、
今以上にワイドスクリーンの映写には各劇場・メディアとも気を遣ってくれていました。
主流はアナモレンズを使ったシネマスコープ全盛でしたのと70mm映写時を考慮して(当然スクリーンは巨大でした。)
スクリーン全体に映写ボケ防止のためと、今回お話ししています様に垂直補正のため、一流劇場程、湾曲、
それに多少上向き加減に設置されていたものです。

前にも投稿した事がありますが、今思うと、当時、何より嬉しかったのは、映画の始まる前(幕間と言っていました)は  

@前面のスクリーンは観客席から白いカーテン幕で隠されていました。
A上映開始前のブザーが鳴ると、柔らかい女性アナウンスで「長らくお待たせ致しました
 只今より・・・・・」と告げられると、いよいよ始まるんだとの緊張感。
B一流劇場程、予告編とコマーシャルタイムは、本編と分割されて、予告編などが終わる と一旦場内は明るくなり、
 数分後に本編の上映開始でした。合間には規格のサイズ変更 のため幕の内側でスクリーン枠の変更がなされる
 微かな音が聞こえたものです。
Cやがて会社マークが映し出されると、前面の幕が静かに開きます。観客も映画の中に誘導さ れるように溶け込めた訳ですね。
D映画は終盤の見せ所も過ぎ、エンドマークが映し出される頃、静かにカーテン幕が閉まり、観 客はカーテンの上に写される
 エンドロールで、余韻を楽しんだり、感激の映画なれば、涙をぬ ぐったものです。
 劇場側も暫くは場内の照明をワンランク暗くして待っていてくれたものです。

私は、古い人間かも知れませんが、今の多くのシネコンは、エンドロールこそ長々と写していますが、映写が終われば、
「次の客のために早く帰って!」と言わんばかりのようなビジネスライクな状態に見えて仕方がありません。
XPACさん、本筋から外れてすみませんでした。私は映写角度の歪みも、館側のサービスも、映画ファンあってこそと思います。
見やすい劇場、雰囲気の良い劇場、映写・音響ともに気を遣ってくれる劇場こそは、必ず、リピートという恩恵を受ける劇場と思います。
54 XPAC 2005/02/17(木) 17:12:55
マーボーさん、いつも丁寧なレスありがとうございます。

丸の内ピカデリーについては以前にはあったカーテンが撤去されてしまった
ようです。休憩中はシネコンのような売店の案内とか携帯OFFについてスクリーン
に映されておりました。これが今の映画館のトレンドなのかも知れませんが、
久しぶりに都心の一番館に来て近郊のシネコンと同じものを見せられてしまうと、
ちょっとさみしい気分になりました...。
55 かさ 2005/02/17(木) 18:51:42
いきなりですみません!!あのー女の子とみる映画でお勧めの映画教えてくださぃ(>_<)
56 ハイエナ劇場 2005/02/22(火) 19:03:34
どこまでが、素人映写技師で、どこからが、玄人映写技師なんですか???
57 マーボー 2005/02/22(火) 21:23:57
56>ハイエナ劇場さん
以前の映写技師さんは資格がいりました。現在は、改正されているようです。
ただし、その職場についたときから玄人技師のはずです。
お客さんを相手にする職業、全てがプロであるはずです。
ですから誇りと自覚を持って仕事をしてほしいものです。
ただし、個人差はどんな職業でもありますね。その職業に合う合わない。気力が
有るか無いかも。センスが有る無しも。
幾ら、経験が豊富でも、気力がなければ、不愉快なミスを平気でやるし、玄人ではありません。
経験が浅くても、一応の技術が備わって、その仕事を楽しんでやっている人こそ、お客の満足度も、
機械の操りも完璧に出来、真のプロ、すなわち玄人ではないですか。
映写技師は、たえずスクリーン状態、音響状態、などの気配りが大事だと思います。
私の友達に映写技師がいました。時々は客席に出てきて、自分の身体で感じて調整をしていましたね。
例えば、その様な、熱意のある技師こそ、玄人ではないでしょうか。
58 土屋昌宏 2005/02/22(火) 22:58:25

>>53 マーボーさん

全てに同感です。最近は音響重視の考えになってしまった為、HDCSやTHX等が入ってるシネコンでしか
観なくなりましたが、昔は>>53のマーボーさんが書いた@からDまでの事が幸せの一時でした。
Bは特に同感です。ミラノ座、新宿プラザ、東急文化会館、マリオンの映画館はそうですよね。
ミラノ座とパンテオンは、テレビCMの時は明るくて、予告に入りテレビサイズからビスタサイズに
なると少し暗くなります。そして本編に入るとさらに暗くなりますね。あれがたまらなかったんですよ。
また今は嫌いになった禁煙マークとか非常口マークや残響音も劇場の色があって好きでした。

最近は本編真っ暗で音がいいシネコン以外は行かなくなりましたが、久しぶりにシネコン以外の既存館巡りでも
してみようかな。

>>56
僕は全くの素人なので映写さんの事はわかりません。映写さんが頑張ってくれるから
僕らが良い夢を見れると思ってます。
あなたが映写さんならこれからも僕らを満足させてください。
59 マーボー 2005/02/22(火) 23:37:12
58>土屋昌宏さん
コメントと賛同ありがとうございました。
でも、シネコンは、これからが大変でしょうね。オープンラッシュで、必ずお客の
取り合いになりますよ。
シネコンはポップコーンとコーラを売らなきゃ、利益が上がらない業界なのです。
当然、直接費で大きい、人件費の削減に血眼でしょうね。ムードなど考えていれば、
赤字転落は目に見えていますね。

でも、顧客は、53>の最後にも書いていますように、気持ちよく見られた劇場(シネコン)を
選るのじゃないですか。

私は、何度も凝り返し、「映画館へ行こう」のスレッドをお借りして、訴え続けてきました。
業界の人が見てくれていれば良いのになあ、思いつつ。

4月23日には、MOVIX京都が12スクリーンになります。
我々ファンの意見を何処まで対応してくれるか、楽しみにしていますよ。
イオンシネマ久御山もあるし、当然既存館も近いし、7月にはTOHOシネマズ二条も
オープン予定です。
今以上に、劇場をお客が選べる時が来ましたよ。わが京都も。
60 キャルピス 2005/02/28(月) 01:48:19
たしかに映写技師とは、誇れる仕事だと思います.ですが、会社の経営方針である、人件費なども大きな問題。8スクリーンを一人でまわす現状・・。音響チェックどころか、ピント合わせなど間に合いません。もっと多くの人が映画に興味を持ってくれたらかわるんでしょうかね.
61 SING橋本 2005/02/28(月) 01:54:52
え???そんなに少ないんですか?友人がバイトしている某シネコンがあるんですが、
そこでは9スクリーンを4人で回しているらしいですよ。
65 キャルピス 2005/03/02(水) 17:43:05
4人??ウッッラやましい・・・。それぐらいいてお客さんに満足とは言えませんが、楽しんでいただける状態ではないんでしょうか。編集もしてない状態ですね.テストして問題なければよい!みたいなかんじです。会社自体がお客さんを第一に考えてくれれば、こういった現状にはならないんでしょうね。
66 2階さん 2005/03/10(木) 18:40:04
はじめまして。映写の業界にいるものですが、少し前の話ですが、スクリーンの湾曲について私の考えを、書かせてもらいます。
スクリーンが左右に湾曲しているのは、ピントのためでは、ないようです。フィルム面はまっすぐな平面なので(アパーチャが縦に湾曲している古いミシンがありますが),
レンズを通して対角に(I><I こんな感じ)平面にピントが合います。
大劇場では、端の人は反対側が遠い、シルバースクリーンだと、斜めからみると、暗くなる。そのために、湾曲しているのだと思います。
それだと、湾曲すると、左右がぼけると、おもわれますが、レンズが高性能で、フィルムが、状態良く、完全に平面にアパーチャを通っていて、レンズが、フィルムにたいして完全に垂直で、ランプの芯がでていれば、
そうとうな角度で映写してても、ピントが合います。写真用語の被写界深度みたいなものでしょうか、ピントの合う幅が、以上の条件だと、広くなるようです。
字幕のピントの件ですが、本国からきたプリントに機械で打ちつけたような、字幕は、おうとつがあって、うまく合いません。とくに最近のフィルムは、熱に弱く、中心付近が、前後にびびってしまってピントがあまくなるようです。
67 マーボー 2005/03/10(木) 20:34:53
66 名前: 2階さん
こんばんは、湾曲スクリーン投稿の張本人です。
シネマスコープの時代、シネラマ、70MMの頃を、ご存じでしょうか。
あのころの大劇場のスクリーンは、湾曲していたのが、当たり前でした。
理由は、
1.貴方が言われるように、斜めからみると、暗くなる。
2.次に、座席からの視野が好都合。
3.レンズから、発射された光の距離の問題です。
レンズの焦点から、発射された光は、一直線に進みます。一点からの距離が出来るだけ
センターとサイドとが、同じ距離が理想です。
ただし、シネラマ、70mmの巨大画面の全盛だったのは、30年以上も昔になります。
当時、大劇場通いしていましたから、思い出しながら投稿しました。
私のような、年配者には、今のシネコンのスクリーンは、かなり小さく感じます。
殆どが、平面スクリーンで設置されているのは、問題以前の画面面積だからです。
今のスクリーンサイズでしたら、ピントずれは、目に感じる程では、ないかも知れません。
最近のフイルムは、熱に弱いとのことですが、光源を通過するのは、一瞬です。
昔は、良く燃えだしたものです。
貴方が、仰るように、中心付近が、前後にびびってしまってピントがあまくなるようなら
映画って、見るに堪えられないと思います。

ついでですが、今、どのような、「アレキサンダー」の様な迫力ある映画を、今のシネコンで
観ても、以前70mm(65mm)、とかビスタビジョンで見た「ベンハー」「十戒」
の迫力からして、物足りません。
68 マーボー 2005/03/10(木) 20:42:43
67 後半の文面、日本語になっていませんね、訂正します。
ついでですが、「アレキサンダー」の様な迫力ある映画を、今のシネコンで
観ましたが、昔に見た、70mm(65mm)、とかビスタビジョンの「ベンハー」「十戒」
のような、当時のスペクタクル映画の迫力に比べると物足らなく感じます。
69 koko 2005/04/19(火) 14:29:41
映写の仕事をした事がある方に聞きたいんですけど、新作のフィルムが映画館に届いたら、
テスト映写しますよね?
この時って、映写室からチェックしてるんですか?それとも客席からチェックしてるんですか?
70 & (YxL8EaAQ) 2005/04/19(火) 20:26:49
勿論、客席
画像だけではなく、音もチェックするため
71 CP-650 2005/04/20(水) 03:59:57
傷の多かった新作フィルムなんかは、配給に問い合わせて差し替えたりもします
72 シネ吉 2005/04/20(水) 20:19:07
>「アレキサンダー」の様な迫力ある映画を、今のシネコンで
>観ても、以前70mm(65mm)、とかビスタビジョンで見た「ベンハー」「十戒」
>の迫力からして、物足りません。

東京にお住まいだったら丸の内ピカデリーで観ることをお勧めします。
スクリーンが多きく、音響も迫力がありいいですよ。
ここよりスクリーンが大きいシネコンはありますが、既存の映画館は違いますよ。
73  2005/04/20(水) 21:33:25
ベンハーはビスタビジョンではございませぬ。

日本にビスタビジョンの映写機があったのか?!!
74  2005/04/20(水) 21:35:22
失礼
70mmがベンハーでビスタビジョンが十戒とのことですね。
忘れてください。
75 JTK 2005/04/21(木) 23:39:44
ビスタビジョンは最終的に今のビスタサイズと同じようなプリントが作られるんだと思ってたんですが、
フィルムを横に走らせて上映する劇場もあったんでしょうか?。
76 マーボー 2005/04/24(日) 20:15:59
ビスタビジョンは前にも投稿していますが、撮影時に35mmフイルムを横に走らせて撮影。
そのネガをポジにする時は縦方向に直しています。一画面の面積は撮影時、倍程を使用して
いるため、縦方向に直せば、2倍以上に縮小され粒子が細かく焼き付けられます。
劇場で上映時、広角レンズで拡大映写しても鮮明な映写が可能です。
1×1.85のワイド画面でパラマウント社が開発したのです。

「ホワイトクリスマス」という戦争退役将軍を癒す部下との物語、ラストシーンの
あの名曲「ホワイトクリスマス」が唄われると雪が降ってくるシーン、綺麗な画面と音楽
いまでもハッキリと思い出されます。

あのVが飛び出してきてVISTAVISIONのマークが。
シネマスコープと同じく単にレンズ交換のみで映写が可能なワイドスクリーンでした。
77 JTK 2005/04/25(月) 23:09:48
>>76
つまり、フィルムを横に走らせて上映するという訳ではなかったんですね。

>縦方向に直せば、2倍以上に縮小され粒子が細かく焼き付けられます。

焼き付けるフィルムの粒子より細かくはならないので、元のフィルム並の細かさにはなりませんね。
同じ粒子サイズで焼き付けた場合は粒子が荒れてしまいますが、ビスタビジョンはそれが少なくて
済むので鮮明な映像が得られる訳ですね。
78 マーボー 2005/04/25(月) 23:43:35
JTK さん
拡大すれば、画像は荒くなりますが、撮影したフイルムから映写用のフイルムは縮小するのですから、
きめ細かくなるのは事実です。
当時、ビスタビジョンの映写状況はその様に説明されていました。
本物のビスタビジョンは、ワイドながら、シネマスコープと違い凄く画面が鮮明で美しかったですよ。
79 JTK 2005/04/26(火) 04:05:30
文章では説明しにくいんですが、1コマが倍ほどのサイズのフィルムを半分程度に縮小してプリントした場合、
元のフィルムよりも半分の粒子の細かさのフィルムでないと同じ細かさにはなりません。
そういうフィルムがあって、使ったとしても、画素が同じ位置にあるビデオ映像と違って、フィルムの粒子は
同じ位置にはないので画質は落ちます。
普通に撮影したフィルムからのプリントよりも、最初に撮影するフィルムの面積が大きい方が出来上がる
プリントの画質の低下が少なくて済むというのがビスタビジョンの優位性と言えると思います。
本で読んだんですが、ビスタビジョンが使われなくなった理由として、撮影にコストがかかる事もありますが、
近年では粒子が細かいフィルムがあるからだと書いてありました。
80 マーボー 2005/04/26(火) 07:48:35
JTKさん
それこそ、貴方の言われるように文章では説明しにくい事ですが、現在フイルムが
進歩して、高画質な映像が実現しているとのことですが、実感した感じとしては、当時の
ビスタビジョンの映像は問題なく鮮明な画面でした。

78>でも書き込んでいますが、シネマスコープは35mmフイルムに単にアナモレンズを使って
横幅を凝縮、それを拡大映写をして伸ばしただけ、当時の技術(レンズ)からは、素人目の
私でも、映画館によっては画面の歪みなどが目立ちました。画面がスパンする時に良く分かりました。
それに比べてビスタビジョンの画面は70mm同様、シネスコとは比べものにならない位、鮮明な映像に感じました。

私は専門家ではありませんので、説明が旨くありません。
それでも、技術更新された今のサイズだけの画面、シネコンで見ても、当時のVVと比較してピントが
甘く感じ鮮明さに欠けると思います(私の個人的感覚と思って下さい)

VVとか70mmは当時の映画業界(主にアメリカ)では、かなりの本数が制作されています。
日本映画は、70mmが数本(記憶では2〜3本)制作されたのみで、殆どはアナモレンズ装着のみで
制作出来るシネスコ(東宝スコープ・松竹スコープ・東映スコープ等)ばかりでした。
当時の時代でもハッキリと日米間の映像産業の差が出ていました。
VV・70mmとも殆ど、それも突然制作されなくなったと記憶しています。単にフイルムが改良されたのが
原因か、それとも当時映画産業の斜陽で観客だ急激にダウンしたのが理由か、いまだに分かりません。
81 シネキチ 2005/04/26(火) 08:20:14
私も1972年「十戒」(ビスタ)の70mm版を旧丸の内ピカデリーで観ましたが、まるで新作の70mm映画のような(あるいはそれ以上の?)高画質に驚嘆した記憶があります。
82 マーボー 2005/04/26(火) 10:01:06
JTKさん
少し説明の追加をしますと、これも旨く伝わるか不安ですが、例えば200%で撮影された映像を
100%に凝縮した映像を想像して下さい。きめ細かくなると思います。
フイルム面に貼り付けてある粒子云々ではなく、その面に焼き付けられる凝縮された映像を想像して下さい。
ビスタビジョンは、このようになると言う観点から製作されていきました。
事実、鮮明感のある画像で「ホワイトクリスマス」。私はビスタで見ましたがシネキチさんが見られた
ブリンナー、ヘストンの聖書映画、海の割れるスペクタルが見ものの「十戒」。西部劇の大作、ランカスター
カークダグラス主演でフランキー・レインの曲が大ヒットした「OK牧場の決闘」。アメリカの広大な農地の
ど真ん中でセスナ機に追い回されるスリリングなシーンを記憶する「北北西に進路をとれ」。等々鮮明な映像を
充分に使いこなした映画の数々が思い浮かびます。
83 JTK 2005/04/26(火) 11:17:38
>フイルム面に貼り付けてある粒子云々ではなく、その面に焼き付けられる凝縮された映像を想像して下さい。

プリントを作る時点でフィルム上に細かい映像が投影されたとしても、プリンとされる側のフィルムの粒子では
それを再現できません。例えが悪いかもしれませんが、ハイビジョンで撮影した映像をNTSCに変換したらNTSCの
画質でしかないという事です。ただ、フィルムはビデオと違い、ビデオの画素に当たるフィルムの粒子の位置が
定位置にある訳ではないので、プリントを作るときに画質が落ちます。仮にビスタビジョンの撮影時と同じよう
な横方向にフィルムを走らせる方式のプリントを作っても画質は少し落ちます。
繰り返しになりますが、普通に撮影したフィルムからのプリントよりも、最初に撮影するフィルムの面積が大き
い方が出来上がるプリントの画質の低下が少なくて済むのでビスタビジョンは大画面でも鮮明な映像が得られる
のです。
最初に撮影された横方向にフィルムを走らせた物を見る事ができたら、完成プリントよりもきめ細かい映像だと
分かると思いますよ。
84 マーボー 2005/04/26(火) 12:06:53
>最初に撮影するフィルムの面積が大きい方が出来上がるプリントの画質の低下が少なくて
済むのでビスタビジョンは大画面でも鮮明な映像が得られるのです。
と言われていますが、私は最初からその様に説明していますね。35mmフイルムを何故横に
走らせて撮影するのか、

http://members5.tsukaeru.net/rionawide/p22vista.html 

の「りおなのVIVA!WIDESCREEN」を見させて頂ければ一目で分かります。
>大きい方が出来上がるプリントの画質の低下が少なくて済む。
どころではありません。ハッキリと鮮明になって高画質になります。

貴方の言われている
>ハイビジョンで撮影した映像をNTSCに変換したらNTSCの画質でしかないという事です。
等はデジタルの話ですよね。当時のビスタビジョンの撮影方法はあくまでもアナログ時代で
未だデジタル処理が出来る時代ではなかったし、当然映像再現方法と結果も今と随分違うと
いう事です。

最後に横方向に撮影されたフイルムを何故わざわざ縦方向に直す必要があったのか、それは
既存の映画館で、従来の映写機をそのまま使うにはその方法しかなかったのです。
また、わざわざ横方向で撮影しなくても縦方向に対応するフイルムと撮影機、映写機を設置すれば
いいではないかとの疑問から70mm幅のフイルムとそれに順応する撮影機・プロジェクターが
劇場に設置されたのです。
でも、VVは既存のフイルムとそのままの映写機を使える利点が有り、画期的なワイドスクリーンでした。
85 シネマン 2005/04/26(火) 12:41:45
VVの映写機はありましたよ。日本に入ってきてはいなかったと思いますが(少なくとも映画館には)。
最初から縦に直す事を前提に作られたのではなく、あくまでも互換としてではないでしょうか。

気になるのは、どのようにプリントされていたかです。
35mmフィルム天地一杯を使いアナモで上映したのか?
現在のように天地マスクでプリントされていたのか?

前者と後者では画質がまるで違うと思います(同じスクリーンサイズなら)。

ただJTKさんのおっしゃる事はよく判ります。
劇的に画質が良くなるとは思えません。
シネキチさんのご覧になったVV→70mmと35mmでは話が違うと思います。

パンテオンさよなら上映で見たサウンド・オブ・ミュージックにはがっかりした一人です。
使用したプリントがあれだったのかもしれませんが、昔はあんなに喜んで見た70mmがこんなもんだったか?くらいでしたので。

思い出が美化されるのはよくある事です。
86 マーボー 2005/04/26(火) 13:43:20
シネマンさん
VVの劇場公開は縦方向に流していました。もちろん35mmフルフイルムを一杯使って
拡大映写していました。それでも凝縮された画面は充分ワイド画面に対応していました。
現在の天地マスクは全くの疑似ビスタと感じます。
>パンテオンさよなら上映で見たサウンド・オブ・ミュージックを見てがっかりされたようですが
当時の70MMフイルムをそのまま使った上映方法ではなかったのと違うでしょうか。
その様にがっかりさせられる映像ではなかったですよ。70MMもVVもシネラマも。
ただずっと言い続けていますが、シネマスコープだけはがっかり物でした。

>思い出が美化されるのはよくある事です。とは随分失礼な書き方ですね。
そんないい方をされるような長年の映画ファンではないですよ。

あの時代にタイムスリップしてご覧頂きたい。今その様な気持ちです。
87 シネマン 2005/04/26(火) 15:00:17
>もちろん35mmフルフイルムを一杯使って
>拡大映写していました。
言い切っていらっしゃいますが当時の映写の方などをご存知なのですか?
1:85のアナモレンズがあったのでしょうか。

>その様にがっかりさせられる映像ではなかったですよ。
ですから、今見たらガッカリだったのですよ。

>思い出が美化されるのはよくある事です。とは随分失礼な書き方ですね。
気分を害されたのでしたら申し訳ございません。
自分自身も含めての発言です。
88 マーボー 2005/04/26(火) 23:06:39
>もちろん35mmフルフイルムを一杯使って
とは、横方向に撮影された画面構成を縦方向にプリントしているので、スタンダードとは
縦横の比率が多少違うのは事実です。
また拡大レンズを使ったワイドスクリーンも事実です。
自分の住居は京都市内、昔から映画の都と言われていた所で育った。
当然、太秦(うずまさ)にも近く、東映、松竹撮影所に友人がいたのと、京都市内のロードショー
一流劇場の映写技師とも知り合いであった。
シネマンさん
貴方も50年前の映画経験しているのですね。当時のVV・シネラマ・70mmを経験した
人間しか真の事は語れないのです。
>パンテオンさよなら上映で見たサウンド・オブ・ミュージックにはがっかりした一人です。
とは、よほどこのパンテオンの上映条件が悪かったのか、今は再現出来るかどうかの真性70mm
上映していないかです。(35mmリメイク版では?)
>自分自身も含めての発言です。
とは日本語の知らない人だと思うね。自分と他にもと言う意味ですよ。
これから出てくるかも知れないが、現時点ではその様な言葉遣いは
慎むべきだと思うよ。
常識ある人となら幾らでも話し合いたいがこれ以上、あんたと質疑応答は不愉快だ。
89 JTK 2005/04/26(火) 23:10:23
何か文章の書き方が悪くてまた話がループしかかってますが、82でマーボーさんの書かれている内容では
フィルムを横方向に走らせて撮影した物と同等の画質のプリントになるという意味にとれたので指摘しま
した、そういう意味ではなかった訳ですね。
ハイビジョンとNTSCに例えたのも誤解されたみたいですね、これは単に画面の密度の事を例えただけです、
デジタル処理は関係ありません。

ビスタビジョンのプリントについて謎が出てきましたけど、実際の所、上映用プリントはどうなっていた
んでしょう?。
90 名無しくん 2005/04/26(火) 23:19:41
年寄りの特権
思い出話
他人に説教
91 マーボー 2005/04/26(火) 23:22:23
JTKさんこんばんは。
私の説明に誤解されているようです。(説明が旨くないのかなあ)
50年前のビスタビジョンを経験して鮮明な画面だと実感したのは事実です。
詳しい事は、「りおなのVIVA!WIDESCREEN」さんを見る事をお勧めします。
下記アドレスです(ご存じだと思いますが)
http://members5.tsukaeru.net/rionawide/p22vista.html
92 シネマン 2005/04/27(水) 10:13:21
見ず知らずの人から”日本語を知らない””あんた”とまで呼ばれ”不愉快”と言われてしまうとは思いもよりませんでした。
このような書き込みが許される掲示板とは思いませんでした。
他の書き込みを見ても、あなたは一方的な書き込みばかりのようですね。
非常識なのはあなたの方ではないのですか?
なんにせよ彼がここの王様のようですので私は退散いたします。
93 マーボー 2005/04/27(水) 10:50:31
シネマンさん
自分の言い方に行きすぎがあったら訂正致します。
でも、ここはお互い気持ちよく話し合う場所だと充分理解しています。
今回もそちらから逆撫でするような文面があったので、抗議の意味で多少下品な
言葉遣いをしたかも知れません。

>92 非常識なのはあなたの方ではないのですか?
なんにせよ彼がここの王様のようですので私は退散いたします。

今までその様な横柄な気持ちで投稿した事は一度もありません。
自分は、子供の頃から映画が大好きで、年を取ってもその気持ちはかわりません。
ただ、それだけで経験談を投稿する。それが「うざい」のですね。王様のように見えますか。
残念です。
94 シネキチ 2005/04/27(水) 11:27:57
よくネット上で論争になると、お互い顔が見えないのでついつい罵りあいになり、すぐに腹を立てそっぽを向く。若い人にありがちですね。先輩のように冷静にいきましょう。
パンテオン最終上映のサウンド・オブ・ミュージックはいかにもフォックスのお蔵から出してきたような褪色したフィルムでした。これは雑誌ぴあの招待だったんですが、
私はそれなりに楽しめましたけどね。
95 マーボー 2005/04/27(水) 12:01:20
シネキチさん
こんにちは、パンテオン最終上映の最終上映、残念でした。
もう、あの70mmの再現は不可能であると貴方の投稿でハッキリ分かりました。
でも「サウンド・オブ・ミュージック」は映画自体の内容が素晴らしいからこれからも
再上映されるでしょうね。
余談ですが、23日にオープンして12スクリーンになったMOVIX京都の幹部の話を
以前にお聞きしたのですが、過去の名画のデジタル修正版を順次公開する機会があると言って
おられました。
『砂の器/デジタルリマスター版』が6月18日より関西では、梅田ピカデリーと同時公開
されますが、デジタルサラウンド5.1ch作品として甦るのは楽しみです。
96 マーボー 2005/04/27(水) 12:04:22
95 >
文面中「最終上映の最終上映」は記入違いです。訂正します。「最終上映」です。
97 チャックマン 2005/11/03(木) 23:42:41
9月末で横浜の伊勢佐木町東映2が閉館してるみたいだけど
(1・5番館?)
ビデオプロジェクター方式上映映画館
やっぱりダメなのかなあ
99 映写技師見習い 2006/03/19(日) 23:06:59
はじめまして、こんにちは
映写技師のプロではないのですが、ボランティアで映写の手伝いをしております
検索していて、この掲示板を知りました。
シネマスコープについてお伺いしてことがあって書き込みさせていただきます。
ピントの合わせ方が良くわかりません。何かコツかあるのでしょうか?
100 トト 2006/03/20(月) 20:30:33
こんにちは。
画面フォーマットに関わらず、フォーカス合わせは慣れと経験だと思います。
写真のカメラでもきっちりピントを合わすことが難しいのと同じで、映写機の
それにおいてもやはり経験がモノを言うと思いますよ。

また、レンズの調整や映写機とスクリーンの位置、映写ランプの軸など
基本的な調整が不完全だと物理的に合わないこともあるかと思います。
まずは本番の上映とは別に空いている時間で、実際に映写しながらフォーカスノブを
グリグリといっじてみてはいかがでしょうか。ある程度コツがつかめるかと思います。

また、写真のカメラで一眼レフなどファインダーで直接にレンズ像が見える
カメラでピントあわせを練習するのも良いかもしれません。
上映開始前にテストチャートを使ってみれば合わせやすいはずですよ。
常設映画館であれば常備してあるのではないでしょうか。
具体的な技術は先輩や上司に聞くのが一番かと思います。
101 映写技師見習い 2006/03/21(火) 21:37:16
トトさま、早速の書き込みありがとうございます。
やはり、いじくりぬかないと出目ですね、がんばってやってみます。
ありがとうございます。
102 トト 2006/03/21(火) 21:44:21
いえ、こんなアドバイスしかできないのに御礼ありがとうございます。

あと大切なのは視力です。
視力が悪いとかなりキツイと思います。
映像が暗い、スクリーンまで距離があるとさらに合わせにくいと思います。

映写技師見習いさんは出張映写ではなく、常設劇場での映写でしょうか?
映写室からだとガラスを隔てるのでさらに難しくなるような…。
個人的な印象では矯正視力でもいいので1.0は最低あったほうが作業がしやすいかもしれません。
補助で双眼鏡や単眼鏡などを使うのも良いでしょうね。
またコツがつかめたらぜひご報告ください。
向上心のある映写さんがいらっしゃる映画館って素敵ですね!がんばってください。
103 映写技師見習い 2006/03/22(水) 22:06:56
トトさま、たびたびありがとうございます。
私が映写している場所は300人程度収容の公共文化施設でガラス越しの映写室から上映しています。所属しているNPO法人が
この施設の管理運営を受託していまして、NPO法人で35mmの映写機(ポータブル)を
購入し、定期的に上映会を開催しております。(ちなみこの地域に映画館はありません)
はじめてから、1年程度になります。
それまで映写関係の仕事をしていたわけではないので、プロの映写技師の方に教えていただき
何とか映写できるようになりました。
たまたま、上映したのがずっとビスタサイズだったもので、ピントもどうにか満足いくもの
だったのですが(自分としては)。今回、シネマスコープを上映したところ、
納得できる線までいきませんでした。
教えていただいた映写技師の方にもお伺いして理解してつもりではいたのですが
実際、いろいろとやってみないと身に付かないものですね。
今度は、双眼鏡を準備してやってみます。
ちなみに矯正視力ですが1.2はあります(^^;
また、わからないことがあったら書き込みさせていただきます。
ありがとうございました。
104 通りすがり映写技師 2006/04/01(土) 11:13:17
皆様はじめまして。

”見習い”さん、シネスコピント合わせはその後上手くいきましたか。
映写機販売業者の技術さんに習った方法を参考までに書き込んでおきます。
1:映写しながらマスターレンズのみ(アナモを外した状態)でピントを合わせる
2:アナモをかけ、アナモの先端にあるリングを緩めてから、名称は何だっけな、
リングのすぐそばに目盛りの切ってあるところがあってそれがグリグリ回ります
ので回してピント調整。ピントが合ったらリングを締めて固定する。

また機会があれば試してみてください。その他取扱方法など、業者の保守点検
担当の方に訊けばきっちり教えてくれますよ。
105 映写マン 2006/04/03(月) 23:27:39
通りすがり映写技師さんのご説明の補足です。
2のアナモレンズの目盛りについては、スクリーンまでの距離のようです。
スクリーンとの距離とアナモレンズの目盛りが合えばピントは合うはずです。
ただ目盛りは微妙なので、前後させながらいちばんいいピントの時にもっていけばいいと思います。
また、レンズのメーカーによってピントや明るさに差があるようです。
今はドイツ製のレンズがいいみたいですね。高価ですが・・。
107 チャックマン 2006/05/19(金) 23:39:08
リアスクリーン方式の映画館
新宿ピカデリー4が閉館になったけど

あとどこがあるのかな?

知ってるところでは
上野世界傑作劇場、日本名画劇場(ビデオプロジェクター方式だけど)
鹿児島のシネシティ文化5(6もかな?)・・・・・・
108 テアトルトーキョー 2006/07/20(木) 00:08:55
単純な質問ですが、最近の映画は35ミリフィルムで上映されてるのですか?それとも何かデジタル的な方式で上映されてるのですか?
109 トト 2006/07/20(木) 02:46:29
一般的なロードショー館で上映されている作品はほとんどが35mmフィルムでの映写です。
映画館によってはビデオプロジェクターを使用しているビデオシアターもありますが、
今現在は35mmが主流ですね。
フィルムを使用しないデジタル上映は今後増えると思いますけど、完全に入れ替わるのは
まだ当分先だと思います。デジタル移行が著しい写真に比べれば映画はフィルムがシェアを占めていますよ。
110 テアトルトーキョー 2006/07/20(木) 11:05:29
トト様、早速の回答有難う御座います。フィルムでなくデジタルかな?と思ったのは予告などのフレームのラインが家庭用の液晶プロジェクターのようにスクリーンの黒マスクが不要な位かっちりしていたからです。有難う御座いました。
111 トト 2006/07/20(木) 22:01:31
テアトルトーキョーさん
映画上映の際のフレームなんですが、きっちりとラインが出るのは理由があります。
映画フィルムはコマに記録されている映像が100%映写されるわけではなくて
実際はいくらかマスクでカットされています。写真のプリントと同じような感じですね。

フィルムからの透過光はアパチャープレートと呼ばれる枠である程度周囲を切られます。
これだけではラインがボヤケて見えるので、さらにスクリーン周囲にある黒い
カーテン状のマスクで仕切られてます。
映像をなかば強制的にカットしてるわけですけどカーテンは黒色であまり光を
反射しないので、ラインがかっちりして見えるんですね。

なお、アパチャープレートもカーテンもなく映像を100%上映しても意外にかっちりして見えます。
プリントの映像部分と黒味部分ははっきりと分かれていますから(たまにゴミが映ってたりしますけど…)。
映写映像のラインがボヤけて見える映画館もたまにありますが、これはアパチャープレートの整備不良です。
これが恒常的な映画館は避けたほうが無難ですね。
114 映写技師見習い 2007/10/24(水) 18:15:17
大変です!! (;;)
映写機トラブルで35ミリフィルムを切断してしまいました。
フィルムが伸びてしまい。連続4コマが3箇所だめになってしまいました。
配給元から、どの程度の請求が来るのでしょうか。ご存知の方がいましたら
教えてください。
115 小汚い映画館 2007/10/24(水) 22:19:55
そんなのよくある事ですよ。
直営館の劇場でしたら、事故報告書のみの場合が多いです。
邦画だとプリントのバックアップはまずありませんが、洋画の場合は簡単に交換してくれます。
請求なんて事は支配人が考えることで、見習いがそんな事考えない方がいいですよ。
116 ほいほい 2007/10/31(水) 00:04:01
ワンプリント30〜40ぐらいでしょうが、
小汚い映画館さんのおっしゃる通りです。
マネージャーと正しい報告書を書いて新しい
プリントを頂きましょう。
そしてそのトラブルをただのトラブルにせず、
今後に生かしていい映写技師さんになりましょう。
117 映写技師見習い 2008/01/29(火) 18:20:23
ご報告が遅くなりました。フイルム事故の件、事なきを得ました。
アドバイスありがとうございました。

ところで、最近「シアンダイフィルム」というのを耳にしますが、
このフィルムは対応済みの映写機でないと音が出ないのです?
ご存知の方がいましたら教えていただきたいのですが。
118 トト 2008/01/29(火) 21:11:48
シアンダイトラックはサウンドヘッドが赤色LEDであれば大丈夫です。
以前からのエキサイターランプでは上映できないですが今はほとんど使われてないでしょう。
ハリウッドでは全面的にシアンダイに移行した配給もあります。LEDでないなら早めに交換したほうがいいです。
119 映写技師見習い 2008/02/03(日) 16:05:58
トトさま、ご回答ありがとうございます。LEDではないので早めに
交換すうようにします。だだし、予算の少ないNPO法人なので、
いつになるかわかりません(;;)

 
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