☆★☆ 鎌倉遺跡めぐり ☆★☆ (03/12/21)

鎌倉めぐりと言えば、“寺院めぐり”が相場ですが、今回は7つある“切通し”のうち2つを廻ってきました。
といっても、実は集合時間に遅れ、コースの途中で、やっとメンバーに追いついたのでしたが。

行程は、品川駅→(JR横須賀線)→鎌倉駅→名越切通し(なごえきりどうし)→釈迦堂切通し→衣張山(きぬばりやま:120m)(昼食)→鎌倉駅→(JR湘南新宿ライン)→新宿駅



▼JR品川駅の集合時間に遅れたため、単独で、JR東海道線→(戸塚乗換)→JR横須賀線と乗り継いで、なんとか鎌倉駅に到着。


▼まずは最初の目的地「名越切通し」を目指せば、メンバーと合流できるかも、と思い出発。
しかし、すぐに寺巡りの順路に迷い込んでしまいました。
これは「本覚寺」です。


▼「妙本寺」へ通じる門の右脇にあるには、なんと「比企谷幼稚園」でした。さすが鎌倉です。
 

まったく方向感を失ってしまい、地元の人に道を尋ねて引き返すはめに。
気を取り直して、ひたすらバス通りを逗子方面に歩き続けました。
しかし、ハイキングらしき一群を見かけないし、徐々に不安感が・・・



▼名越のトンネルまで歩いていくと、向こうから逆に歩いてくる“見慣れた一群”を発見!
「名越切通し」の入口を探して、戻ってきたとのことで、あっけなく合流を果たすことができました。
しかし、この日は最後まで道に迷うことに。


▼車道手前からトンネルの上に登る口を見つけ、元気よく登っていくと、
「史跡保存中のため通行止め」ということで、一同がっかり。


▼反対側を向くと、木の間から海岸を覗くことができました。

▼鎌倉方面に降りていくと、こちらもなにやら保存工事予定らしく、柵の間からは「まんだら堂跡」の柱が。
予算が付かないのか長く放置されているようでした。

▼しばらく、名越切通しを歩く。


※鎌倉幕府は、平時には交通の便をはかり、
戦時には敵の侵入を防ぐため、七つの「切通し」を設けたとのことです。

▼間もなく人家の見える所に出て、急に展望が開けました。




▼その後、「衣張山」を目指しましたが、どうしても道が分からないため、
いったん町まで戻り、「釈迦堂切通し」を新たに目指すことに。


▼住宅造成地の細い道を歩いて、何とか「釈迦堂切通し」に到着。
しかし、“落石注意”の看板に、何となく足が進まない。
それでも、恐る恐る通ってみることに。

▼それにしても、昔の人はよくもこんな岩をくり抜いたものです。


▼通り抜けてから振り返ってよーく見ると、やはり不気味でした。




地元の方に
「衣張山」への道のりをお聞きすると、意外と近いので、再び目指すことにしました。

▼途中、「田楽辻子(でんがくずし)のみち」を通って山道に入りました。


※「田楽辻子(でんがくずし)のみち」の由来は、
路沿いの釈迦堂前に田楽師が住んでいたためだそうで、
辻子(ずし)とは通り抜けできる小路のことだそうです。
そういえば、辻斬りとか辻説法とか言いますね。

▼ようやくハイキングらしくなり、無事に衣張山(きぬばりやま)の頂上(120m)に到着しました。
 

▼頂上からは辻子海岸、七里ヶ浜、江ノ島が一望できます。


▼絶好の晴天のお陰で、冠雪姿の富士山がとても綺麗です。


▼やや風が肌寒いものの、めでたく頂上で昼食にありつきました。

▼頂上脇には可愛らしいお地蔵様が。

▼傍らの花も日差しを受けて暖かそうでした。
 



▼鎌倉駅までの帰路は、のんびりショッピング。
特に、昭和3年に発足したという歴史ある「鎌倉市農協連即売所」はお買い得のようでした。


鎌倉は名所旧跡が多く、中高年に人気が高いのは言うまでもないが、
おしゃれな店も多く、若い女性やカップルの人気スポットでもあります。

また、今回歩いてよく分かりましたが、鎌倉は平地が少なく、
ちょっと山側に歩くと住宅の裏山には、鬱蒼とした林が広がっていることです。
いずれにせよ、鎌倉は、海も山も、古さも新しさも、いろいろ兼ね備えた魅力ある所ですね。

 - BACK