☆ 鳥塚しげき・のり子のオープンハートコンサート ☆

中野サンプラザ・ホール (03/03/21)

<第一部> 鳥塚しげき・のり子&NORRY'S

▼のり子さん率いるサイン(手話)ダンシングチーム『NORRY’S』が登場。

『NORRY’S』は、のり子さんが、子育てが終わり人生の目的を探し始めた聴障者3名と共に結成。
(うち2名はお孫さんもいるとのこと、びっくりだなー)



▼しげきさんは、1月に大病で入院されたそうで、残念ながらご夫婦一緒の歌声は聞けませんでした。

 

▼聴障で車椅子利用者の友人も交えて、さらに唄&手話ダンスは続く。



<第二部> 第4回手話ミュージックコンテスト

全国の応募者66件の中から選ばれた15グループが参加した。
(参加者の演じる時間は1曲3分間以内)

▼トップは元気な少女グループが可愛かったね。

▼神戸からやって来た女性2人組み『G−joy』。
なんと曲目は、ALMAの「♪君の役目は幸せになること」。
ダンスはうまいし、初出場ながら堂々としていたね。バレー経験者なのかも。

 

▼毎年参加の青森県弘前のグループ。
面をかぶったりメイクをした異様な出で立ちは、民族舞踊団風。

▼昨年好評だった本格派のダンスチーム『JAVolution 』。
7名のうち6名が聴障者で、ヒップホップのリズムにのりのり。



▼『日本社会福祉大学』の学生さん達。
演奏に合わせ「♪島唄」を熱唱。

昨年まで2年連続優勝の『Deaf−Unit』(デフ・ユニット)が登場。



▼リーダーの『ちゃかまこ』さんは相変わらずカッコイイねー。

 

▼『むすめ座』4人の熟女パワー炸裂! 曲目は山本リンダの『♪ねらいうち』。
まいった、見てる方が恥ずかしい・・・・



▼最後に登場は、『野津田高校手話部』のみなさん。曲目はモー娘の『・・・・』
女子高生の若さ爆発に会場もおおいに沸いた。 



▼20分間の休憩後、審査発表。みごと優勝の栄冠は、『野津田高校生』の手に。
その他、準優勝が『むすめ座』に、特別賞が『日本福祉大』など3グループに授与された。




▼最後に、手話パフォーマーの『丸山浩路』さんをはじめ審査員の方々が総評を。



審査員5名の主観に大きな違いがあり、だいぶ審査が難航したとのことでした。
今年は「ダンス」や「演出」のレベルが一段と高くなったが、このコンテストの趣旨を考えると、
もっと「手話表現」を重視すべきであり、出場者は、何を伝えたいのか今一度演技を見直して欲しい、
などの厳しい意見もありました。



今年のコンテストは、私にも多くの感動をもたらしてくれましたが、一方で、多くの課題も感じたコンテストでした。
ジャンルや出場者数などが大きく違う演技を、どのような評価基準で比較するのか?、
リズムを取りづらい聴障者の努力と工夫を、単純に健聴者の演技と比較して良いのか?、
など、演技に優劣を付けるコンテストの意義をも考えさせられるものでした。

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