バリアフリームービー ＆ ライブパフォーマンス
「Ｗｉｔｈ」 ｖｏｌ.１ 
お茶の水クリスチャンセンターＯＣＣホール （01/12/02）

視覚障害を持つ若手４人組ロックグループ「ALMA」、及び
中途失明者の増田太郎さんが率いるバンドによるライブと、
若き女性美術作家の生涯を描いた「Ｗｉｔｈ」の上映会が行われた。

画家を目指していた女子大学生が、神戸大震災で被災し命拾いをしたが、
そこで多くの人から助けられ人生観が変わった。
大学卒業と同時にネパールに渡り、貧困地区の小学校でボランティアの美術教師になった。
貧困下で生きる人々と日々ふれ合うことで、
社会の矛盾に悩み苦しみながら成長していく姿がカメラにとらえられている。

しかし、帰国直前に交通事故で亡くなってしまう。
そんな彼女の生き方に共鳴して曲を提供したALMA、
そしてその輪が少しずつ広がって集まってくれたアーティスト達のライブ、
・・・そんな心温まるイベントでした。
　
▼「増田太郎」ライブ。パーカッションとピアノをチャーターし、オリジナルソングを熱唱♪

▼５歳から始めた素敵なヴァイオリンも披露


▼「ALMA」ライブ。「サインダンス」も付いて、お馴染みの曲をたっぷり聴かせてもらった


▼表現力豊かな「サインダンス」を思わず見入ってしまった
　

▼映画「Ｗｉｔｈ」の主題歌「夢の途中」を演奏するALMA


ライブ終了後、休憩を挟んで「Ｗｉｔｈ」が上映された。
放映時間が１時間ほどの短編であったが、４年ががかりで撮ったドキュメンタリーは、
説得力があり、主人公の「生きざま」がいたく伝わって来た。

主人公は、こころざし半ばで予期せぬ事故死を遂げたため、その無念さが胸を打つ。
彼女の残した多くの絵は、見る者を涙させ心を揺り動かし、
多くの者に彼女の遺志を引き継がせるエネルギーとなろう。



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