読んでね♪エッセイ

「風の旅人」

 
           




   


    

















      































あいたい気持ちが どんどん大きくなる

押さえきれない この想い

風に乗せて ふわふわと ただ ただようだけ
私の中のあなたを風に乗せて送り出す
どこまでも どこまでも ただよって
それでも あなたに会いたくて
忘れる勇気に届かない

枝に残るわずかな枯れ葉が落ちる時
私も風に とけてしまおうか

すべてが白く埋め尽くされる時
心のキャンパスも真っ白に
新しいスケッチブックを開いた時のように
胸踊る少女のように 始まりの予感に
ドキドキと心をときめかせ
春を迎えに行けるのだろうか

それでも あなたに会いたくて
風と一緒に ただ ただ ただよい
この想い あなたに届けと願ってしまう
私の中のあなたが消える時
私も一緒に消えてしまうのだろうか
風と一緒に ただ ただ ただよい
どこまで行くのだろうか

誰の目にも見えない 風の中の旅人は
いつか あなたの頬をなでて
通り過ぎて行くのだろうか
かすかに奏でる風のメロディーの中に
あいたい想い 少しは響いてくれるのだろうか
想いをのせて 海を さまよう 小さな瓶のように
風の中の旅人達は ただ ただ ただよい
あなたに見つけてもらうのを 願うだけ

風と一緒に ただ ただ 流れ
時の流れにたどりつき
いつかは消えてしまうのだろうか
































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