育ててみよう!

ミントの育て方



環境と用土
ミントは丈夫なハ−ブで用土も環境もそれ程こだわりません。
環境は一般的なハーブと同じで日当たり、風通しの良いところで
乾燥したところを好みますがラベンダーやローズマリーに比べると
やや乾燥には弱いようです。また、アジア系のミントでウォーターミントや
ハッカは湿った環境を好みますので品種を確認して育てましょう。
用土は一般的なハーブ用土でいいですが
なければ野菜用の用土などでも大丈夫です。

鉢植えの場合は、
ゴロ石→用土→ミリオン(珪酸塩白土)→用土→暖効性肥料→用土と入れ
植え付けます。庭植えの場合は、成長が早いので間隔を広くとって
植え付けますが、ミントは勢いがよく、匍匐茎や地下茎を四方に広げ、
他の植物の区画まで荒らしてしまうので、枠植えにします。
ミントの生育区画を決め、土中に枠を埋め込みます。プラスティックなどの
深めのBOXやバケツの底を抜いたものなど、工夫してみて下さい。
又、園芸店で市販されている物もあります。
大きめの植木鉢ごと庭に埋めてもいいです。
ミントの場合は鉢植えの方が管理しやすいのでおすすめです。



水やり
鉢植えの株は、土の表面が白く乾いたら底から流れ出るほど
たっぷり水をあげて下さい。
庭植えの場合は最初、植え付けた時にたっぷり潅水し、根付けば
必要ないです。が、乾燥のひどい時はあげて下さい。
ラベンダーやローズマリー等に比べると水分を好みますので
水切れにならないように気を付けます。




植え替えと整枝
早春と秋が適期ですが、真夏と真冬以外は大丈夫です。
成長が非常に早いハーブなので庭植えの場合は年1回、
鉢植えでは年2回くらい、必要に応じて行う。

パイナップルミントなど成長のやや遅い種類もあるので状態を良く見て
根がいっぱいになっていたら行うようにしましょう。
やや乾燥気味にして植え替えれば根が切れにくいでしょう。
株分けと整枝を同時に行い、匍匐茎や地下茎を整理して植え替えます。
増やしたい場合は挿し木も一緒に出来ます。

どんどん収穫を兼ねて整枝を行うと、わき芽が伸びて枝数が増えます。
食用にするものは花が咲くと葉が硬くなるので咲く前にカットします。
でも開花の後でも切り戻すと柔らかい新芽が伸びてくるので大丈夫です。
食用に利用するものは常に10〜20cmくらいに切り戻した方が
管理しやすいでしょう。

又、ミントの
匍匐茎や地下茎は乾燥させて
リースやバスケット等のクラフトに利用出来ます。
ミントの香りも残るので私はリース台に利用
しています。



増やし方
挿し木、株分け、取り木、種まきがあります。
1番簡単なのは挿し木でしょう。ミントは水にさしておくだけでも
発根するほどなので、食材で販売されてるミントもあまったら、
コップなどに挿しておくだけて増やせます。又、
匍匐茎や地下茎でも増やせます。種まきは初期の成長が遅いのと
良い香りの株に育つかどうかわからないのでお勧めしません。
ミントは株により同じ品種でも香りの違いが結構ありますので、
香りの良いものを選んで挿し木で増やすようにすれば
株の維持が出来るでしょう。

ミントは発根がいいので挿し穂の長さは適当でいいですが
10〜15cm位を目安にするといいでしょう。
挿し穂の下の葉をカットし水に挿して少し水揚げし
湿らせたバーミキュライト等に丁寧に挿していきます。
枝に負担をかけないように割箸などで穴を空けてから挿し、
土を少し押さえ枝に土が当るようにします。
発根するまでは乾燥させないように注意します。
新芽が動き出したら発根しているので用土に植え替えます。
その時、挿し穂を軽く引張ってみて、
しっかりしているようだったら発根が充分だという事です。

又、水にさしたまま発根したのを用土に植えてもいいですよ。
水は適当に取り替えて腐らないようにして下さいね。又、
地上を這う匍匐茎(ランナー)は適当にカットし、
斜めに挿して下さい。地下茎は垂直に土の中に埋まるように挿します。

株分けも簡単に出来る増やし方です。ミントは成長が旺盛なので
適度に株分けをしないと弱ってきます。増やしたくない場合はランナーを
乾かしてリースにしたり、葉はドライにしたりと利用出来ます。
少し乾かしぎみにし、やさしく掘り起こし、根をほぐします。
ハサミ等で切り分け、用土に植え替えます。たっぷりのお水をあげて
根付くまでは、あまり乾燥させないように気を付けます。

とり木も簡単に出来るので書いておきますね。匍匐茎(ランナー)を
U字ピン等で止め、土に当るようにしておくと、そこから根が出てくるので
カットし株分けの要領で植え替えて下さい。

種まきについては、細かい用土をゴロ石の上に入れ、よく湿らせ
種をパラパラ蒔き、土の上を軽く手で押さえます。発芽まで乾かさないように
気をつけてね。又、水遣りは細かい穴のジョウロか霧吹きで与えます。
市販の種蒔き用土もありますが、細かく振るった土にバーミキュライトを
半分混ぜたものでもいいですよ。

発芽温度は15〜20℃ですが、割とよく発芽します。
たくさんの苗がほしい時は本葉1〜2枚で丁寧に移植していきます。
そうじゃない時は間引きしながら株間をとり間延びしないようにし、
本場5〜6枚で植え替えます。


挿し木、株分け苗は根が張るまではやや日陰で管理して下さいね。
全く日が当たらないのもダメだけどね。

ミントはキッチンハーブの代表種です。この機会に試して下さいね!
市販のビニールポットや小さい容器に増やした苗を植え、かご等に
いろんな種類を並べていれ、室内で管理します。収穫しながら枝先を
つんでいくと脇芽が伸びこんもりしてきます。草丈を低めに
こんもり仕立てると良いインテリアにもなりますよ。寄せ植えもいいですね!

窓からある程度、日の当たるところに置いてやって下さいね。
又、食べる事が目的なので花は咲かせないように早めに摘みとって下さい。






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