季節の管理
10月 | |
植替え、整枝、挿し木、株分け、種蒔きは終わりましたか? 本格的に寒くなる前にすませましょう。挿し木(芽)は1ケ月位、 根が出るまでかかるし、温度もある程度必要なので種類にもよりますが 中旬くらいまでかな?それ以降は日の差し込む窓辺など室内で管理すれば、 もう少し大丈夫ですよ。 植替え、移植は今月中に終わらせて下さい。植替後しばらくは上部の 成長が止まるので、そのまま寒くなってしまうと弱ってしまいます。 特に寒さに弱い種類と上部が枯れて越冬する種類は早めに 終わらせて下さいね。株分けも同じです。 ローズマリー、ラベンダーなど、根を崩すのを嫌がる種類は 植替えの時、気をつけて下さい。やさしく扱って、軽く土を落とす程度にし、 ひとまわり大きな鉢に植え替えます。 庭植えの場合の移植はなるべく大きく掘り取って下さい。 秋蒔きの種類、カモマイル、フラックス、コーンフラワー(矢車菊)、 ポットマリーゴールド、コリアンダー、チャービル、ポリジなどの 1年草は中旬くらいまでに蒔きましょう。又、チャービル、ロケットなどは 成長も早く随時収獲できるので、気軽に種蒔きして利用して下さいね! 春蒔きも出来ます。あと、カモマイル、ポリジなどは秋に蒔くと 大株になりますが、春に蒔くと小さいまま花が咲くのでお好みで蒔いてね! セリ科(コリアンダー、チャービル)の種類は移植を嫌うので 直播きにするかビニールポットに3点蒔きし間引いて1本を育て、 根鉢を崩さない様に定植する。ポリジは種が大きく良く発芽するので 直播きの方が良い。 ラベンダー・ストエカス種とデンタータ(フリンジ)種の夏前に 整枝を行っていない株は今のうちに済ませて下さいね。 強く剪定すると、翌年の花穂が付かないので形を整える程度でOK!です。 寒くなってからだと花が咲かなかったり枯れたりするので注意が必要です。 今月から来月の中旬くらいまでは薄めの液肥を与えても良いですよ。 育ち方をみて与えて下さいね!又、春に植替えた株や庭植えの 移植しないもので成長の悪いものや開花で疲れた株は暖効性の長期にきく 肥料を与えましょう。株元より離して、まわりの土に肥料を軽く混ぜて 与えて下さい。ハーブは草花に比べて肥料は少なめでいいので、 各肥料の説明書を良く読んで与えて下さいね! |
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11月 | |
今月は本格的な寒さを乗りきる為にハーブ達に体力をつけてやる事を 考えましょう!皆様のところのハーブ達は元気ですか? 痛んだ葉や茎はやさしく取り除いてあげて下さい。 茂り過ぎているものも株元に日が入るように少し整理しましょう。 特に冬も常緑のものは、軽く整枝する程度でいいでしょう。 深い剪定は大きなダメージを与えてしまうので避けましょう。 又、種をつけると株が弱るので種の収獲目的以外のものは、 花後の整理をして下さいね。秋に追肥は出来ましたか? 今、元気なハーブはそのままでもいいですが、肥料切れを おこしているなら薄い液肥を1週間おきに2回ほど与えて 下さい。寒くなってしまうと肥料はあげられません。 スパイカ系(コモン、イングリッシュ)のラベンダーは地域にも よりますが今月中位より剪定の時期です。 (本格的な寒さが来る前にすまして下さい。) 株元に芽が付いているのを確認して1/3位の丈を 切り詰めます。(強剪定) もし芽があまり付いていない株は軽い剪定をし株元に 日が当たるようにし、来春新芽が伸びる前に剪定してやります。 株元より10~15cm位に切り詰めても良いでしょう。 状態を良く見て行って下さい。 ラバンティン系のラベンダーも今月に剪定を行いますが 形を整える程度の軽い剪定にとどめて下さいね。 ストエカス、デンタータはこの時期に剪定すると来春の花穂が 付かなくなるので、そのままにしておきます。 デンタータは四季咲きなので軽い整枝は1年を通じて 行えますが、しばらく花が少なくなったりします。 出来れば梅雨時の多湿になる前に少し強めの剪定を済ますのが 良いでしょう。秋の花立ちが良くなります。もちろん花穂を いつまでも付けておくと株が弱りますので花後は常に カットしてやって下さい。新芽(脇芽)の上でカットします。 収獲した花穂はアレンジや切り花として利用できます。 寒さに弱い種類で庭植えのもの、アロエ、ピナータラベンダー、 レモングラス、ヘリオトロープ、レモンバーベナ、 センティッドゼラニュームなど、庭植えにしているものは 掘りあげて鉢に植え替えて冬の準備をしましょう。 寒くなっていきなり植えかえるよりも少し環境にならしてやる方が 冬越しがしやすいでしょう。 ミント類で冬でも利用したい時は鉢上げして室内の窓辺で育てるので 今のうちに鉢上げして下さいね。 1年草のチャービルやロケットも同様です。 |
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12月 | |
1年で最も日が短い季節ですね。戸外のものは成長が止まって 休眠状態のものが多くなり、作業は楽になりますね。でも 上部が枯れたものや、刈り込んで短くなったものなど 水やりを忘れてしまいがち。葉がなくても、根はちゃんと 生きてますよ。乾かし気味でいいですが完全に乾かさないように 気をつけましょう。あと、冬でも日光に当ててあげて下さいね。 そろそろ耐寒性のない寒がりのハーブ達は夜間、室内に 入れてあげましょう。暖房のあたる暖かいところはダメですよ。 アロエ、ヘリオトロープ、レモングラス、フルーツセイジ、など 3~5度以下にしないように管理して下さいね。 半耐寒性のもの、センティッドゼラニウム、オレガノハイブリッド、 ラベンダー(ストエカス、デンタータなど)、レモンバーベナ、 パイナップルセイジなど多くの種類がありますが、関西以西では 軒下に取り込む程度で越冬できますが、寒い地方の方は 室内に入れたり、根元を腐葉土で覆う等の作業が必要です。 0度以下にしないように管理して下さいね。 上部の枯れるものは、枯れた枝や葉をそのままにしないで カットして整理して下さいね。 ミント、チャービル、スイートマジョラム、ロケットなど 鉢植えにして室内の窓辺で管理すれば、冬でも収獲ができます。 開花しているポットマリーゴールドなどは、薄い液体肥料を 与えてあげて下さい。 これからもっともっと寒~くなりますね。 ハーブ達も耐えているので変化がないけれど 時々は様子をみてあげて下さいね。 |
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