季節の管理
8月 | |
8月です。1年中で一番暑い季節ですね。人間にとっても中々、 気合の入らない時期です。ハーブ達にとっても苦手な季節です。 涼しく風通し良く過させてあげましょう。まずは置き場所を 考えてみましょう。鉢植えの場合は移動してあげて下さい。 なるべく直射日光の当たらない風通しの良いところ。 軒下とか、木陰・・など。寒冷紗やスダレを使ってもいいですよ。 庭植えの場合にも使えますね。ベランダの下がコンクリート等の場合は 照り返しでかなり温度が上がるので置台やレンガ等で 床上げをしてやると良いです。 後は株元が密集してる場合は軽く剪定して風を通してあげましょう。 夏は株が弱ってるので深い剪定はいけません。 出来れば夏が来る前に剪定を済ました方が良いでしょう。 もちろん植え替えや植付けもヤメておきましょう。 水やりは午前中の涼しい内に済ませてください。 出来なかった時は夕方になってから水をあげましょう。 種類(ラベンダー、タイム、ローズマリー等)にもよりますが ハーブは比較的、乾燥を好む種類が多いので土の表面から 2cmくらい下まで乾いたら、たっぷりの水を底から流れでるまで あげて下さい。日中にあげるとお湯になってしまいます。 人間にとっても辛い季節、いろいろ工夫して元気に過しましょうね! |
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9月 | |
夏も終わり、暑さに耐えてきたハーブ達も元気になってきたでしょうか? 植替え、植付けの季節です。この機会に新しい種類に チャレンジするのもいいし、挿し木や株分けでお気に入りを増やしたり、 キッチンハーブ、コンテナガーデン、剪定した枝でクラフトや クッキング・・いろいろ楽しみながら作業をすすめましょうね!! まずは夏に痛んだところをカットして下さい。 無理に引張ったりしないように良く切れるはさみで やさしくカットしてね。ラベンダーは株元に日が当たる様に 軽く整枝してやりましょう。株元に来年伸びる芽を作る為です。 夏前に整枝し混み合ってないものは、そのままでいいでしょう。 ストエカス種の夏前に整枝を行ってないもの又は 茂り過ぎているものは10月中に整枝をすませて下さい。 寒くなってから整枝や剪定を行うと来年の花芽が つかなくなるので注意して下さいね。四季咲きのレースや デンタータ(フリンジ)等も冬前の強剪定は行わないので この時期に軽く整理しましょう。 株立ちタイプのミント、オレガノ、チャイブ、ヤロウ、 レモンバーム等は株分けが出来ます。少し渇き気味の状態で 掘り出し根をやさしくほぐし、軽く土を落とします。 株分けは手で引きちぎったりせず、良く切れるハサミでカットしてね。 それぞれを植えて水をたっぷりかけますが、チャイブは 植付け後、水をかけないで下さい。葉が少し黄色くなるまで 待ってから水をあげて下さい。ネギ属は移植後、 多湿だと根が腐ってしまいます。 多年草でも長くたつと株が弱ってくるので株分けで 更新してやった方が元気に育ちます。又,あまり小分けには しないでね。(キッチンハーブ等、用途に応じて小分けに 分ける事もあります。)タイムも株分けで増やせますが 成長が遅いようなら、そのまま植替えます。 レモングラスは沖縄以外では外で越冬しないので 堀上げて鉢上げする。その際、株分けも同時に やってしまいましょう。茎を根元から切り分け、 葉を切り詰め挿し芽の要領で植え付ける。 水切れに弱いので注意しましょう。 寒さに弱いので室内で管理してね。 木質タイプ(ラベンダー、ローズマリー、タイム、レモンバーベナ、 ゼラニウム、セイジ等)と株立ちタイプ(ミント、オレガノ、タラゴン、 カレープラント、レモンバーム等)は挿し木、挿し芽で増やします。 5~10cm位の挿し穂を作り、30分位水揚げし、先をカッター等で 斜めにカットし下の葉を取り除きます。上の方も種類により 葉の大きいものは半分位に切ります。水分の蒸散を少なく する為です。バーミキュライト等を容器に入れ湿らせて 挿し床を用意し、ワリバシやクシ等で穴を空けて挿し穂に 負担が掛からないように挿して行きます。無理やり押し込んで 先の痛んだ挿し穂は枯れてしまいます。そして土をそっと押さえて、 茎に土が当たるようにします。後は、ラベルに品種と日付を書いて 乾かさないように注意して下さいね。 又、ゼラニウムは挿し穂を作るとき水揚げしないで 日陰で半日位、乾かしてから挿し床に挿して下さい。 セージは多年草の扱いですが、4年が限度と考えて下さい。 4年に1回以上は株を挿し木で更新して下さいね。 他の多年草も時には更新してやると元気を維持できます。 ミントは枝をカットし水に挿してるだけで発根するので そのまま植えても育ちます。 |
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