ハーブなお話し その他ハーブの紹介




★ ニゲラ(くろたねそう) ★

「ニゲラ」は和名で「くろたねそう」と呼ばれ、真っ黒な種ができます。
5~7月に青、白、紫の花が咲きます。園芸植物でもありますが、
種は食用やポプリに、花はドライフラワー等に利用される立派なハーブです。
ニゲラ=ラテン語で「黒い」と言う意味です。世界ではメルヘンチックな
呼び方も多くあり、イギリスでは「霧の中の恋」、
ドイツでは花を「緑の中の処女」、フランスでは葉を「ビーナスの髪」等と
呼ばれています。種はイチゴの香りで、ピリッ!とした
コショウのような風味です。

種は春と秋が蒔き時なので、今が植え時です。(9/下~10/中)
直根性で移植を好まないので直播にします。又はビニールポットに
3粒ずつ蒔いて1本を残し間引きし、根を崩さないように定職しても
良いです。種は嫌光性種子なので蒔いたら土をやや厚めにかぶせます。
発芽温度は18~20度と少し低めです。芽がそろったら10~15cm位の
株間になるように間引きします。日当たりと排水の良い土で、
少し乾燥気味に育てます。土の表面が白く乾いてからたっぷり
底から流れるほど水をあげます。でも、根がしっかりしてない
小さい芽の時は、あまり乾燥させないでね。

1年草なので気軽に育てて、春に花が咲けば切花、ドライフラワーと、
種ができればポプリと楽しんで下さいね。
ドライフラワーは開花後すぐに刈り取った方が色が残ります。



★ ローズマリー ★

朝、なかなか目がさめないとき皆様はどうしてますか?
私はまず、ハーブを見に行きローズマリーの葉をさわり、
指に移った香りをかぎます。
頭がすっきりして眠気がふっとんじゃいますよ!
ダラダラ気分で集中力がないときも試してみて下さい!
私の生活の中ではかかすことの出来ないハーブなのです。

来月くらいからローズマリーの花も咲き出しますね。
四季咲きの種類はもう咲いてますが、やっぱりローズマリーは
冬がよく似合います。濃い緑の細い尖った葉に守られ
小さな花をたくさん咲かします。北風と仲良しで、
見ていると冷たい風もすがすがしく感じます。
ローズマリーが咲き出すとクリスマスまであと少し。
待ち遠しいですね!花期の違う種類を何種類か植えておくと
秋から春まで花が楽しめます。

ローズマリーはラテン後の「ロスマリヌス」で
「海のしずく」の意味。海の崖などにも良く育ち、
変らぬ生命力を力強く伝えてくれるような気がします。