9月30日 「イエスのもとに」 マルコによる福音書2章1-12節
「中風の人をいやす」
1数日後、イエスが再びカフアルナウムに来られると、家におられることが知れ渡り、
2大勢の人が集まったので、戸口の辺りまですきまもないほどになった。イエスが御言葉を語っておられると、
3四人の男が中風の人を運んで来た。
4しかし、群集に阻まれて、イエスのもとに連れて行くことができなかったので、イエスがおられる辺りの屋根をはがして穴をあけ、病人の寝ている床をつり降ろした。
5イエスはその人たちの信仰を見て、中風の人に、「子よ、あなたの罪は赦される」と言われた。
6ところが、そこに律法学者が数人座っていて、心の中であれこれと考えた。
7「この人は、なぜこうゆうことを口にするのか。神を冒涜している。神お一人のほかに、いったいだれが、罪を赦すことができるだろうか。」
8イエスは、彼らが心の中で考えていることを、御自分の霊の力ですぐに知って言われた。「なぜ、そんな考えを心に抱くのか。
9中風の人に『あなたの罪は赦される』と言うのと、『起きて、床を担いで歩け』と言うのと、どちらが易しいか。
10人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせよう。」そして、中風の人に言われた。
11「わたしはあなたに言う。起き上がり、床を担いで家に帰りなさい。」
12その人は起き上がり、すぐに床を担いで、皆の見ている前を出て行った。人々は皆驚き、「このようなことは、今まで見たことがない」と言って、神を讃美した。
聖書の神はイエス・キリストを学び,イエス.キリストの道を歩むことを教えている。病んでいる人と罪の問題は神との関係を否定していることだが,神の愛は人を捨てない。
イエス・キリストと律法学者との論争には罪の赦しと権威が示されている。今日の聖書の個所では運ばれた中風の人の心の動きが示されていない。
中風の人には罪の問題があることをイエス・キリストは見ぬいている。絶望の状態,受身の状態をあきらめているこの人を見つめられたイエス・キリストは「あなたの罪はゆるされた」と生きる命の源の回復と,再び,神の愛とつながることを示された。
イエス・キリストは罪を赦す権威を持っていることを,中風の人に向かって「起きあがり,家に帰りなさい」という言葉でひとびとに示された。
信仰は神の真理に向かって生きることです。
BGMは、BACH組曲996番です。バッハの7曲のリュート弦を張ったチェンバロ作品の一つです。
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