923  「起きて歩け」    マルコによる福音書1章14-20節

「ガリラヤで伝道を始める」「4人の漁師を弟子にする」

14ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、

15「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。

16イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。

17イエスは、「私について来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。

18二人はすぐ網を捨てて従った。

19また、少し進んで、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、舟の中で網の手入れをしているのを御覧になると、

20すぐに彼らをお呼びになった。湖の二人も父ゼベダイを雇い人たちと一緒に舟に残して、イエスの後について行った。

ヨハネが捕らえられた後、主イエスは「時が満ち、神の国が近づいた」と、その時代に新しい灯火をともされた。

ガリラヤ湖のほとりで、シモンとアンデレの兄弟が網を打っている様子を、また、少しゆくとヤコブとヨハネ兄弟が網を手入れしている様子を主イエスは、ずうっと見ておられたが「私について来なさい」と言われた。彼らはそこに真の価値を見つけて、すべてを捨ててイエスに従った。

私たちは、この世にあって、エゴイズムと罪の現実になやまされて過ごすものであるが、神は、この世界に、一人子イエス・キリストをおくられて、罪のゆるしと愛を実現された。主イエスの生涯は、すべて世の人々のために、神の国の一粒の麦となって尊い生涯をささげて下さった。

神は今も尚、イエス・キリストを通して、私たちの姿をずうっと見ておられる。私どもは、解決のないようなこの時代ではあるが「私について来なさい」と、言われるイエス・キリストの真の価値を信じ「起きて歩け」とのみ声を聞いて希望の中を歩んで行きたい。

BGMは、シューベルトのアベマリアです。


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