講演−U要旨    2001年8月13日

 

―伝道の実践―

 

*あえて3つに分けて考えてみたい。

教会の伝道

個人の伝道

信仰の継承(家庭での伝道)

 

教会の伝道

 

イ.特別伝道礼拝 教会によっては毎日が伝道集会との位置付け

意味付け@伝道のための教会の訓練

 教会員全員で伝道に取り組む姿勢の手がかり。皆で一緒に奉仕する。

 誘いやすい。

A地域に教会の存在をアピール 西千葉教会 駅前 

 学校、アパート、マンションが多く異動があり
 教会があることを知らない現実

{チラシ}魅力的なものにする 地図/カラ−

いつかチラシを見たのできてみたと後になって来る人もいる

西千葉教会 年4回

ロ.家庭集会

現状 西千葉教会 積極的にやっている 15箇所 

  教職者3名が手分けして分担 10人/回/平均 150名/月

位置付け 教会の伝道の最前線との位置付け(橋頭堡)

   教会にはいきなり来ずらい、日曜日に来れない人、
   教会員(主として主婦)との繋がりで出席する人

内容 教職が聖書について話しをする

性格 信徒の交わりの場(ほとんどが信徒の場合 信徒訓練など)

   求道者が多い場合(聖書の講義)、

 効果 牧会の場 纏めて家庭訪問をする効果

   (昨今、家庭訪問は困難  勤め、夜遅い等)

   受洗者を得る足がかり  新しい人による教会の活性化

伝道の両輪 

  教会学校     激減してる現実

  家庭集会  から教会につながっていく方が強い

 

ハ.入門講座(宣教師)

目的 長年求道中の方(家庭集会には信徒が多く教職も信徒中心となり集会後も信徒中心の話しとなり求道者が浮く場合がある)  月一回

ニ.受洗準備講座

担当 木下先生

内容等 12,3回。 
基本的には日曜日礼拝の前1時間だが、牧師にはキツイ。
 主婦が多いのでウイークデイに出てくれれば一対一でもやる。

     主の祈り、信仰告白、信徒必携等

     洗礼式までに終わらない場合がある。

 

(2)個人の伝道 

木下先生著 {教理を学ぶW}「伝道と証しV」参照。 

 

イ.伝道と証し 伝道は牧師と信徒が一緒にやること。   

 活発な教会には伝道する信徒の方が何人もいる。
 信徒の伝道は教会形成に重要 
 伝道(証し)する信徒が一人、二人いれば
 教会が変わってくる。  

 伝道とは証しをすること。

 信徒の伝道=「証し」をすること 言葉/生活を通じて  

 証しをする信徒になることが重要。

ロ.信徒が証しをする機会を出きるだけもうけるようにしている  

例えば、

 西千葉教会 @第3日曜日は信徒が「証し」をする。
       各グル−プに割り当てる。
       そのグループがすべてを取りしきる。

  A聖書祈祷研究会(水、朝夕)
    8月は牧師に代わり信徒が「証し」する 
    当初は家庭集会から順番に証しをする人を出す。

    次に、テーマを見つけて選ぶ。

  B家庭集会 2月、8月は牧師は出席しない。
        信徒が証をする。場合により講師を呼ぶ。
     

   ドイツでは家庭集会は信徒のみ。日本では教職主導。
     信徒の役割を大きくする必要あり

信徒の勉強

伝道=「証し」であるがその為には、信徒は聖書をもっと勉強する必要がある。また、その願望はある。

 

<西千葉教会の場合>

 

ベテル聖書研究の活用による信徒の聖書研究の奨励(最近始めたが、有料にも拘らず18名が受講)

長い信仰生活にも拘らず聖書の事を余り知らないことが発端。まず宣教師が受け現在教会で勉強会をやっている。隔週一回で2年ぐらいかかるであろう。有料、試験もある20名応募、18名が受講中。テストでほとんど駄目な信徒もいる。これを終了すると自分が講師の資格を得られる。

 

証しの具体例

 

どの教会にもその人が居るということがその教会にとって支え、
励ましになる人がいる。
かって身障者(寝たきりの方)の信者がいた。
詞を書き、詩集を出す。七面鳥のベッド

感謝の生活 訪れてくれる人々に信仰によって救われた喜びを伝えずにはおられない思いを持っている。教会には来られないけれどもそうした証しの生活をしている。そのことを知るだけでも大きな励ましになりこのような人が一人でも二人でもいることが教会を強め教会にとって大きな力になる。

 

(3)信仰の継承(家庭での伝道 主として子供達えの伝道としてとらえたい)

 

前置 

ユダヤ教は子供に自分達の信仰を伝え受け継がせている。ユダヤ教が今日まで継承されてきている所以である。

     日本のプロテスタント教会ではなかなか上手くいっていない。
    着実に子供達に継承していければ確実に教勢を強めることが出きる。

    (信仰の教勢についての先生のテキスト参照。)

 

外部要因 現在の社会環境(物質主義の風潮 受験戦争等)が子供の心の中に入っていき学校もそれ一色にそまっている。高学年になると教会から離れる悩み。

内部要因 信仰はその人の自由で親が強制するものではないとの考えがどこかにある。 本当に信仰を最も大切なものと考えているか?信仰は強制するものではないが、自分が最も大切にするものを子供にもたせるのは親として当然のこと。神から救われたものとの信仰を子供に受け継がせたいと思わないと駄目。親がどういう生き方をしているか?「親の価値観」

 

提言 家庭の中に神様が生きているかどうかがポイント。

 

信仰生活は一つの生活の習慣。家庭礼拝。後になって影響が出てくる。

自分の家がクリスチャン・ホ-ムであることが子供の生活の習慣となること。

子供のために祈る/信仰について子供と会話を持つ(子供に考えさせることも必要/ 信仰について真剣に語る時/ 促しをすることもあって良い)/教会に連れていく(子供のときだけでも いつか帰ってくる)

親が子供に何を望んでいるかが大切

親が本当に大切にしているのは何かを子供に理解させることが重要。

教会の協力 教会が代わって信徒の家族を誘う(家族デイのプログラム、受け入れ体制)

 

他教会の具体例

教会がプログラムを作り受け入れ体制を作る

若夫妻の会:結婚と同時に子供への継承について勉強する

夏期合宿:教会員の家族を2週間教会に預ける(労働、勉強、楽しむ 教会が自分の家「第2の」の意識が染込む)

礼拝はみんなでやる教会もある

   

結語 

   信仰を持つかどうかは神が決める。
   祈る以外にない(使徒17章)

   聖書には、主イエスを信じなさい。
   その時点であなたの家族も赦される。 

   そう信じて良い。その信頼を持って子供の教育に当る。

   家庭にあっては親は神と家族を繋ぐ祭司の役割。

 

BGMは,Bachのフーガ作品548番(中田さん編集)です。

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