3月9日  「あなたにとって私は」 マルコによる福音書827-30

  「ペトロ、信仰を言い表す」

27 イエスは、弟子たちとフィリポ・カイザリア地方の方々の村にお出かけになった。その途中、弟子たちに、「人々は、わたしのことを何者だと言っているか」と言われた。

28 弟子たちは言った。「『洗礼者ヨハネだ』と言っています.ほかに、『エリヤだ』と言う人も、『預言者の一人だ』と言う人もいます。」

29 そこでイエスがお尋ねになった。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」ペトロが答えた。「あなたは、メシアです。」

30 するとイエスは、ご自分のことをだれにも話さないようにと弟子たちを戒められた。

「我々は神のものである」と宗教改革者の一人カルヴァンは訴え続けた。

マルコによる福音書の折り返し地点と今朝の箇所は言われる。「あなた方は私を何者だと言うのか」と弟子たちに告白を問われる主イエスと自分に都合の良い王様の姿をこの主に当てはめた郡数の声を拾って応えた弟子達の姿が記されている。ホサナと主イエスを迎えた者がいつの間にか十字架にかけろとの声を発した群衆と私達も同じ姿をとっていないだろうか。

誰ひとり入ることも助けることも出来ないのが神と私との一対一の関係である。「あなたにとって私は何者」とあなたご自身を見つめ、、あなたの名を呼び、愛を示す神が語りかけてくださる。それは、礼拝の場に於いて問われ、決断を迫られる。そして、逆に神のものである真の自分を知るのである。それは、真の感謝となり、平安の歩みを赦され、どこからでも立ち上がる力となる。

私は神のものであると告白し、真の自分として歩まされて進みたい。

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