開会礼拝 東方牧師の開会の辞
聖書 マタイによる福音書
28章16-20列王記上
3章10-15 (ソロモンの知恵)修養会の今年のテーマを「新しい伝道と教会形成」とした。
伝道は福音を述べ伝えることであるが、そのためには学ぶことが必要である。聖書は知性の先にある答えを示すものと言われる。ソロモンは「民を正しく裁き、善と悪を判断することができるように、この僕に聞き分ける心をお与えください。」と神に願い、「正しく聞き分ける知恵を求め、知恵に満ちた賢明な心」を与えられた。ソロモンの知恵とは、本当に必要なものを見分けること、倫理的判断力よりも人間の深い知恵と言える。ソロモンはこの知恵を神から与えられた。ソロモンの知恵の実例では、本当の母が子供を半分にしないで欲しいと心の叫びを上げている。魂の叫び…こうした深淵からの伝道ができるように…修養会の目的である。
閉会礼拝 東方牧師閉会の辞
聖書 マルコによる福音書
1章16-20節(4人の漁師を弟子にする)
聖書のこの個所で、二つのことを注目すべきである。一つは、
16節に「イエスは・…シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのを御覧になった。」とある。「御覧になった」と言う表現にイエス・キリストのまなざしを感じる。イエス・キリストは深く見守ってくださっている。二つ目は、「二人はすぐに…従った。」と言うことで、従うことなしに信仰はない。木下先生の「
V伝道と証し」のなかで大宮博先生の本から次のように引用している。「キリスト教信仰の3本柱である-求道、修道、伝道-に関連し、与えられた恵みや自分達の信仰を人々に伝えていくということが無いと、求道や修養を行ってもそれだけでは足りない。そこで伝道ということを大切に考えている・・」。キリスト教において伝道とは信仰の本質であること。一方では、信じている内容を理解する、言い換えれば、何を信じているかを明確に理解していないと、それを人に伝えることはできない。富士見丘教会では、一昨年来、信仰の基本である使徒信条と十戒について解明かしをしてきた所以であり、また、修養会の目的でもある。教会の実力のバロメーターでもある。