6月2日  「キリストに対して忠実であること」 使徒言行録18章5-11節

特別伝道礼拝  青山学院院長 深町正信先生 


       
                  

     「コリントで」     

5 シラスとテモテがマケドニア州からやって来ると、パウロは御言葉を語ることに専念し、ユダヤ人に対してメシアはイエスであると力強く証しした。

6 しかし、彼らが反抗し、口汚くののしったので、パウロは服の塵を振り払って言った。「あなたたちの血は、あなたたちの頭に降りかかれ。わたしには責任がない。今後、わたしは異邦人の方へ行く。」

7 パウロはそこを去り、神をあがめるテイテイオ・ユトスという人の家に移った。彼の家は会堂の隣にあった。

8 会堂長のクリスポは、一家をあげて主を信じるようになった。また、コリントの多くの人々も、パウロの言葉を聞いて信じ、洗礼を受けた。

9 ある夜のこと、主は幻の中でパウロにこう言われた。「恐れるな。語り続けよ。黙っているな。

10 わたしがあなたと共にいる。だから、あなたを襲って危害を加える者はない。この町には、わたしの民が大勢いるからだ。」

11 パウロは一年六か月の間ここにとどまって、人々に神の言葉を教えた。

キリスト教は聖書の宗教であるといわれる。その聖書は、旧約聖書・新約聖書からなるが、その中で最も重要な登場人物がモーセとイエス・キリストである。この二人は、神に対して非常に忠実であったという共通点がある。そして、イエス・キリストは私達にも神に対して忠実であることを要求された。

では、神に対して忠実であるとはどのようなことであろうか?信仰をもつことは神の家の管理人になるようなものであるといわれる。管理人とは、家の主に対して忠実に財産を守り、そして増やしてゆくものである。

具体的には,私達は、まず神からの恵みやイエス.キリストを通じて与えられる力をしっかり受け取っているであろうか?十字架の愛により日々新しい命を与えられ,生かされていることを喜んで生活することが大切である。

そして,このようにして与えられたキリストの福音を他の人に伝道しているか?神の愛により日々いかされている喜びを他の人々にも伝えられずにはいられない気持ちになるはずである。

私達も,この富士見丘教会の礼拝を中心として,キリストの福音をしっかりと受け取り,そしてその喜びをキリストの香として放ちながら,キリストに忠実に生きてゆきたい。

                                                                                                        



BGMはBachのコラール前奏曲作品645番「目覚めよとわれらに呼ばわる物見らの声」 です。

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