7月20日 「意味のある生き方」 ヨハネによる福音書
2章1-11節東方敬信牧師
「カナでの婚礼」
1
三日目に、ガリラヤのカナで婚礼があって、イエスの母がそこにいた。2
イエスも、その弟子たちも婚礼に招かれた。3
ぶどう酒が足りなくなったので、母がイエスに、「ぶどう酒がなくなりました」と言った。4
イエスは母に言われた。「婦人よ、わたしとどんなかかわりあいがあるのです。わたしの時はまだ来ていません。」5
しかし、母は召使たちに、「この人が何か言いつけたら、そのとおりにしてください」と言った。6
そこには、ユダヤ人が清めに用いる石の水がめが六つ置いてあった。いずれも二ないし三メトレテス入りのものである。7
イエスが、「水がめに水をいっぱい入れなさい」と言われると、召し使たちは、かめの縁まで水を満たした。8
イエスは、「さあ、それをくんで宴会の世話役のところへ持って行きなさい」と言われた。召し使たちは運んでいった。9
世話役はぶどう酒に変わった水の味見をした。このぶどう酒がどこから来たのか、水をくんだ召し使たちは知っていたが、世話役は知らなかったので、花婿を呼んで、10
言った。「だれでも初めに良いぶどう酒を出し、酔いがまわったところに劣ったものを出すものですが、あなたは良いぶどう酒を今まで取って置かれました。」11
イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行って、その栄光を現された。それで、弟子たちはイエスを信じた。
ヨハネ福音書の二章はイエス・キリストが公の生涯、伝道の生涯を始められた最初の出来事の記事である。最初の出来事として婚礼の祝宴を通してイエス・キリストと出合うことが記されている。
3節は、喜びの席で危機への直面する場面が示されている。4節では、母マリアにイエスが『婦人よ』と、呼びかけている。これには、主イエスの信仰の姿勢が示されている。母と子の関係の拒絶のようであるが、これに対して母マリアは、イエス・キリストに聞き従うようにと召使いに言いつけている。 イエスの言葉に従うことですばらしい恵が与えらることを、この聖書の箇所は示している。 イエス・キリストのみ言葉に従うことで与えられる喜びは奇跡であり、喜びが続くことが約束されているのです。
私達が神のみ業に参加する、そこに神の栄光が現われるのです。 神の愛のまなざしは、芳醇なぶどう酒と同じように私達の人生を豊かに意味づけてくれるのです。
神様から祝福を与えられ、豊かな恵の時が来ることを覚え、神の約束を信じ、主イエス・キリストに従うことで、たとえ労苦があっても、大きな喜びがあるのです。
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