讃美歌496番 「うるわしの白百合」

「讃美歌略解」の内容をそのまま記載する。

■讃美歌でも福音唱歌でもない、青少年向きの宗教的歌謡である。しかし、その美しい旋律のゆえに、日本では好んでうたわれる。原作者Alice Jean Cleatorは、19世紀に生存したアメリカの女性で、主として日曜学校用聖歌の作者であったということしかわからない。白百合の花に寄せて、イースターの出来事を暗示したところが特徴で、宗教的内容は貧弱である。現代のアメリカの歌集にもほとんど見出されない。恐らく日本だけに生き残っている歌であろう。

■(作曲)J.Lincoln Hall(1866-1930)は、ニューヨークにおいて音楽所の出版会社を経営し、素人ながら日曜学校用の歌に作曲したりした。この曲の出典は不詳である。

■以上の記載であるが、いつも利用している http://www.cyberhymnal.org/

 では、作曲者Hallについて次のように述べている。
Hall
はペンシルバニア大学を優秀な成績で卒業し、後にハリマン大学より名誉音楽博士の称号を受賞した。彼は、カンタータ、オラトリオ、聖歌合唱曲、数百の讃美歌を作り又、幾つかの讃美歌の編集をした。彼は秀でた歌手であり又合唱の指揮者であった。あと省略。」

Cyber Hymnalによると、決して音楽に素人ではなかったことになる。

背景のmidiは新たに作成しました。

 

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