讃美歌419番 「主にありては 世のくにたみ、」

■主イエス・キリストのもとに世界は一つ,人類は平等に神の子であることを歌った讃美歌である。第1次世界大戦の前にかかれたものであるが(1908年)、その後、第1次、第2次大戦があり、又、現在でも世界の各地で争いが絶えない。作詞者は、こうしたことを予想して、「キリストのもとに世界は一つ,人類は平等に神の子である」ことを強く主張したのであろう。

■作詞者ジョン・オクスナム(John Oxenham、1852-1941)はペンネームであり本名はウイリアム・ダンカーリー(William A・Dunkerley)で、イギリスの詩人兼小説家であるがロンドンの組合派教会の執事と教師として敬虔な信徒として教会生活を体験した。大学卒業後前半生を実業家として過ごし、その間にヨーロッパ大陸と北アフリカを旅行して見聞を広め国際性を身に付けた。この歌は1908年から1914年にかけてロンドンで開催された“ロンドンにおける東洋”と題したロンドン宣教師協会展覧会で「闇と光のページェント」に書かれた詩集の一篇である。

■曲名は“ST.PETER 聖ペトロ”で、作曲者アレグザンダー・ライナグル(Alexander Robert Reinagle、1799-1877)が長年オルガニストとして勤めたオックスフォードの聖ペトロ大聖堂に因んだものでる。

 

背景のmidiは新たに作成しました。

 

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