讃美歌411番 「すべしらす神よ」

クリスマスの聖歌「もろびとこぞりて 112番の作者フィリップス・ドッドリッジ(1702-1751)の作詞によるもの。ただし、「もろびとこぞりて」は英語では”Joy to the world! The Lord is come”と理解されているが,この詩はアイザック・ワッツ(1674-1748)のものであり英米では「もろびとこぞりて」のメロデイ(ANTIOCHと呼ばれる)と一体となっているが,日本では,ドッドリッジの”Hark, the glad soundthe Saviour comes”歌詞が翻訳されて使用されている。(一般的に言って,日本の讃美歌は英語と照らしてみると翻訳よりも創作に近いほど優れていると思う)

曲は,82番の「ひろしともひろし」と同じものでヴァージル・テイラー(1817-1891)によるものである。テイラーは,1620年メイフラワー号で新大陸に渡ったピューリタンの直系の子孫であり、幼少の頃から音楽的天分に恵まれ最後はアイオワ州のデモインの教会のオルガニストとして終わった。その単純にして気品の高い旋律は,米国人の好むところとなり,色々の歌詞に配されて,米国で普及している。ドッドリッジの歌詞は,過ぎ去った年の神の助けを思い起こしつつ,新しい年の神の守りを祈る謹厳荘重な歌で新年礼拝に歌うのに適している。

背景のmidiは新たに作成しました。