讃美歌376番 「正義の君なる」
Reginald Heber(1783-1826)は,オックスフォードを卒業し英国で教会を牧していたが,インドのカルカッタに赴任中病にかかり43歳で急死した。イギリスの5大讃美歌作者の一人である。この歌は,彼が「殉教者ステパノの日」のために作ったもので,その威風堂々たる調子と韻律とは信仰者の心をかきたてずにはおかない。近代における意思的な讃美歌の典型である。「聖なる聖なる聖なるかな」の作者によって作られた霊戦の歌である。原作者
作曲者
Henry Stephen Cutler(1824-1902)は、米国で音楽の基礎的な勉強をしたのち,20歳のときドイツ及びイギリスに2年間留学し,ボストンに帰って教会オルガニストを務める傍ら大陸の大聖堂聖歌隊を米国で初めて組織した。コロンビア大学から音楽博士の学位を贈られている。この歌は、「正義の君なる」のために1872年作曲され,爾来,米国各派の讃美歌集に採録されて普及した。
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