■ｲｷﾞﾘｽで生まれた作者不明のポピュラーな讃美歌である。1836年”若者のための讃美歌集”（Hymns　for　the　Young）で発表された。非常に明るい親しみのある歌である。

■曲名は文字通り”SHEPHERD”で作曲者はWilliam　Batchelder　Bradbury（1816-1868　米国人）。14歳の時からﾎﾞｽﾄﾝでﾋﾟｱﾉとｵﾙｶﾞﾝを学び、後年、ﾆｭｰﾖｰｸのﾊﾞﾌﾟﾃｽﾄ教会のｵﾙｶﾞﾆｽﾄに就任し、ここでﾎﾟﾋﾟｭﾗｰな歌唱クラスを開いたが、これが初級学校における音楽教育の必要を公認させる機縁となった。欧州留学から帰国後はﾆｭｰﾖｰｸで歌唱クラスの指導、唱歌教師の養成、歌曲集の出版等に全力を注ぎ、又、兄弟と共同でﾋﾟｱﾉ製造業にたずさわった。一方で日曜学校用のｶﾝﾀｰﾀをはじめ、日曜学校用の讃美歌や一般用の讃美歌、或は一般用の歌謡曲等、その作曲は膨大な数にのぼり、その殆どが、単純でしかも旋律が美しいので、今日でも尚ひろく米国人のあいだで愛唱されている。この曲はもともと日曜学校のための歌であったが、その後一般の讃美歌集にも採り入れられるようになったものである。

背景のmidiは新たに作成しました。