讃美歌313番 「この世のつとめ」

原作者由木康氏(1896―)の作品は日本キリスト教団賛美会員会編纂の讃美歌集で一番多い。又,数多くの歌詞の翻訳されている。氏は,関西学院文学部をおえて,聖書と神学を学び日本キリスト教団東中野教会牧師,青山学院神学部その他で聖歌学を講ずる一方讃美歌の編纂に携わった。この歌は,1930年、東京三井銀行本店に知人を訪ねた時,その人の出勤が遅くて1時間半も待たされ,その間に大都会の騒音から厚い壁で遮断された応接室で祈り心になり,そこに備え付けてあったレター・ペーパーにしたためたものである。

作曲の津川圭一(???)は東京麻布美普教会牧師,自由学園,文化学院,恵泉女学園,青山学院神学部,東京YMCA等の講師を歴任,東京オラトリオ,横浜オラトリオ,仙台オラトリオ,東京シンフォニック・コーラス,東京バッハ・ヘンデル協会等を創立してその指揮に当った。日本合唱連盟、関東合唱連盟常任理事,各合唱コンクールの審査員などされ,また,音楽に関する著書や翻訳は多数に上る。

 

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