讃美歌286番 「かみはわがちから」
■詩篇
46編「神はわれらの避け所、また力なり、なやめる時のいと近き助けなり…・」に基づいて作られた壮大な歌である。作者Isaac Watts(1674-1748)は、虚弱の身をもって22年間牧会にあたったが,幼時から詩才があり,1707年英国で最初の讃美歌集(Hymns and Spiritual Songs)を出版,生涯で600編以上の讃美歌を作り「イギリス讃美歌の父」と仰がれるに至った。又、チャ-ルス・ウエスリーによるメソジスト運動と相俟って英国讃美歌の第2期黄金期を創出しドイツに勝るとも劣らない貢献を斯界にもたらした。■曲名の”
Duke Street”は、この曲を作曲したJohn Hatton(?-1793 英国人)の住んでいたイングランドLancaster州St. Helen's という町の街路名である。John Hattonについては無名の信徒ということ以外わからない。しかし、この曲は英米人、特に米国人が愛唱し、1820年に米国に紹介されて以来、あらゆる讃美家集に収録された。数多くの讃美歌にこの曲が採用され、このようなケースは他に類例がないほどである。背景のmidiは新たに作成しました。