讃美歌259番 「天なる主イエスの」

この曲の旋律は,古くからオランダに伝わっている民謡の旋律であって,典型的なオランダ民謡の気分をあらわしている。

1710−1716年ころオランダで出版された 
Oude en Nieuwe Hollantse Boerenlieties en Contredansen 
(古今のオランダの農民歌謡とカントリーダンス曲集, vol. 2, p. 11)
に収録され(歌詞は付いていない)、1897年にオランダの作曲家ユリウス・レントヘン(Julius Rö ntgen, 1855−1932)がピアノ曲に編曲をした。これが讃美歌の曲として現在の和声を以って始めて現れたのは,1906年”The English Hymnal”においてであって,爾来この曲は,色々の歌詞に配されて英国で普及した。

オランダでも "Hoor een heilig koor van stemmen" (原詩は Christopher Wordsworth) という讃美歌の曲に採用された。

作詞は,宗教改革前の改革者といわれるGirolamo Savonarola1452-1498 イタリア)である。修道院に身を置いたが,当時の社会と教会との堕落を黙示することができず,為政者と民衆との罪悪を公然と責め,ついに教皇の忌諱にふれて焚殺の刑に処せられた。

 

背景のmidiは新たに作成しました。