讃美歌24番 「父の神よ,夜は去りて」

かってはグレゴリウス大教皇の作といわれてきましたが、現在ではほぼ否定されている。

グレゴリオ聖歌(Gregorian Chant)でも有名であるが,グレゴリウス大教皇(Gregorius Magnus 540-604自身が聖歌を作ったかどうかについては色々と議論があるようである。しかし、カトリック百科事典(Catholic Encyclopedia Gregorian Chant)によるとグレゴリウスの次の教皇が聖歌についてグレゴリウスを大変評価している事などの実証を上げて優れた聖歌作者としている。いずれにしても,ユダヤ教の典礼で歌われた詩篇頌がそのままキリスト教にとりいれられて歌われた聖歌が,形式や誦法が確立されその第1段階として大成したのはグレゴリウスの時代であった。グレゴリウス聖歌は11,12世紀に最盛期を迎えるが,17世紀から19世紀後半にかけて衰退し,19世紀後半から再びグレゴリオ聖歌への関心が高まってきている。

 

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