讃美歌 205番 「わが主よ,今ここにて」

 

スコットランドの教会生活から生まれでた聖餐の歌の傑作である。原作者Horatius Bonar1808-1889)は当時の文学の影響や宗教詩の感化を受けず,全く独自の道をゆき,イギリスの5大讃美歌作者の一人と言われ,詩篇歌のみを用いていたスコットランド地方に創作讃美歌を普及するのにあずかって力があった。

曲名が”ELLERS”作曲者がEdward John Hopkins1818-1901)となっているが,当初この旋律はJohn Ellerton1826-1893)の”Saviour, again to Thy dear Name we raise”のために作曲されたためである。

Edward J Hopkinsは英国人。王室礼拝堂で音楽教育を受け,55年間教会オルガニストとして働き,所属する教会の音楽を世界最高のレベルまでに引き上げた。宗派を超えて讃美歌を作曲,編集し幾つかの傑作集を出版している。

 

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