讃美歌第二編 190番 「み墓ふかく」

■作詞、作曲共にRobert Lowry1826-1899)による。1875,William H.Doaneとの共同編纂“Brightest and Best”で発表された。

Robert Lowryは大学で文学を教えていたが、バプテスト派の牧師となりペンシルバニア、ニューヨーク,ニュージャーシーの各地の教会で牧会した。又、出版会社の音楽編集者としても活躍した。生涯、500余りの讃美歌を作曲している。

W.Howard Doane1832-1915)は、音楽の才に恵まれ数多くの作品(作曲)を残しているが,本業はオハイオ州シンシナッテイを中心として活躍した実業家である。シンシナッテイの教会で日曜学校の校長や聖歌隊の指揮者を務めるなど伝道活動(福音主義運動)にも音楽を通じて大きな貢献をした。Doaneの最も大きな功績は、サンキ(Ira David Sankey 1840-1908)およびムーデイ(Dwight Lyman Moody 1837-1899)の福音主義運動への貢献であって、この両者の信仰復興運動において最も多く歌われたのはDoaneの曲であった。彼の宗教運動に対する偉大な功労に対して,フランス政府から叙勲を受けている。

シカゴに彼を記念した音楽堂がある。

背景のmidiは新たに作成しました。

 

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