讃美歌162番 「あまつみつかいよ」

キリストの統御を主題としたイギリスの有名な歌である。原作者Edward Perronet1726-1792)は、父がウエスレーと親しかったところから,若い頃はメソジスト運動に共鳴し,ウエスレーと共に伝道した。晩年,カンタベリーの小さな独立系教会を牧し,そこで生涯を終わった。この歌は,「復活について」と題されていたが,一般には「統御」の歌として用いられる。華麗壮大な歌である。

曲名は”CORONATION”。作曲者Oliver Holden1793年作)アメリカの独立戦争にも活躍した音楽家で,初代大統領ワシントンが大統領就任後最初にボストンを訪問の際,歓迎式典の作曲と指揮を依頼された。この曲は,彼が最初の子供(娘)を授かった時の感激と感謝を表すために作曲したものと言われているが、曲名の CORONATION は歌詞中の "crown Him Lord of all" にちなむ。

英語の歌詞の出だしは次の通りである。

All hail the power of Jesus' Name! Let angels prostrate fall; 
Bring forth the royal diadem, and crown Him Lord of all. 
Bring forth the royal diadem, and crown Him Lord of all.

 

背景のmidiは新たに作成しました。