讃美歌151番 「よろずの民、よろこべや」

アメリカが世界に寄与したすぐれたイースターの歌である。原作者Henry Ware,Jr.1794-1843)は、ユニテリアンの牧師および教師の子として生まれ、ハーバード大学卒業後、ボストンのユニテリアン教会の牧師となった。1829年、ケンブリッジ神学校の教授に任ぜられ晩年を牧師の養成のために捧げた。この歌は、1817年に発表されたものでアメリカにおける最高の宗教詩のうちに数えられている。

曲名は“Resurrection 復活”でJohn Edgar Gould1822-1875)の作品から編曲されたとなっている。“略解”では、「Resurectionは、今日では米国でも余りうたわれなくなった・・・グールドの曲から編曲されたことになっているが、その原曲も編曲者も不祥である。」と説明されている。
いつも利用している讃美歌の
サイト 
http://www.cyberhymnal.org/  では、この作詞には別の旋律”Epiphany(Filby)”が配されているが,Alternate TuneとしてJohn Edgar Gould作曲の”Resurection”、即ち賛美歌151番の旋律が用いられることを示している。

D. DeWitt Wasson, Hymntune Index and Related Hymn Materials によると、RESURRECTIONという曲名は15の違った曲に使われている。Gould の曲は1869年の作で、Methodist Hymnal with Tunes, Special Edition (ca. 1878) に収録されているとのことである。他に8点の讃美歌集に収録とのことである。
原曲がグールドである確率は高いと言えよう。

 

 背景のmidiは新たに作成しました。

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