讃美歌148番 「すくいのぬしは」

■古いラテン語のイースター・カロルである。作者も作家年代も不明であるが、14世紀の写本が残っており、その頃から現代までの間に、本文上に幾多の改変を経てきたことが立証される。原形は28節の歌で、発生地は大体ボヘミヤであろうという。最初の英訳が現れたのは“Lyra Davidica,London 1708”においてであり、又、この曲の原形もこの中に発見され、今日ではこの本が最初のものであろうということになっている。

それ以来英国民に愛唱され、イースター行事をかざる名歌となった。

Lyra Davidicaがラテン語で「ダヴィデの竪琴」といった意味で、それまでの由緒ある聖歌や讃美歌の収集、新たに作成されたもの,高地ドイツ語やラテン語讃美歌からの翻訳などを集め、英語で一般の人たちに広く使用されるよう歌い易く楽しい旋律に編纂し直したものである。

Lyra Davidicaの筆者は不明。1800年以前の所有者は不明であるが、それ以後幾人かの手を経て1860年に大英博物館の手に入った。

■“Surrexit Christus hodie”は英語で“Jesus Christ is Risen Today、”となっている。ラテン語の原作は1372年ごろとの説もある。Charles Wesley1739,ロンドンのウエスリー礼拝堂献堂式のためにこの歌を基に作詞した。但し、このときは、“Hallelujah”或は“alleluia”はついてなかったといわれる。

■“Hallelujah”或は“alleluia”ハレルヤは、元来ヘブライ語で「神を誉め讃えよ」の意であるが、初代教会時代、ハレルヤと賛美する時、会堂全体がこだまするようだったといわれる。新約聖書ではヨハネの黙示録191-6節に4回出てくるのみであるが、その6節「ハレルヤ、全能者であり、わたしたちの神である主が王となられた。」は有名なヘンデルの「メサイア」の『ハレルヤ・コーラス』の基になった。

 

背景のmidiは新たに作成しました。 

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