讃美歌112 「もろびとこぞりて」  

クリスマスソングの中で最も親しまれている讃美歌の一つである。讃美歌をよく見ると二つの疑問点が目に付く。一つは,作詞の表題が「Hark, the glad sound ! the Saviour comes」となっており英語で親しまれている「Joy to the World」となっていないこと、もう一つは曲の方でヘンデルのメサイアが原曲と記されていることである。

「讃美歌略解」によると、「…この曲はウオッツJoy to the world!と不可分になっているが邦訳は、曲に会わせるためと、意味の上から今回改訂された」つまり現行の歌詞の方がキリスト降誕によりふさわしい内容であると言うことでしょうか?

Harkthe glad sound!18世紀前半、英国の著名な牧師/神学教授ドッドリッジが出版した讃美歌集の中でもっとも傑作であり「古い讃美歌の全体を見ても,これ程優美で生新で完全な作品は見出されない」との評価がされている。

曲はヘンデルのメサイアからLowell Masonが編曲したとあります。(勿論、ウオッツの作詞Joy to the worldにたいして)ホームページ”クリスマスキャロル”(クリスマス特集号にリンクがあります)によるとLowell Mason,ヘンデル・ハイドン協会の重要な地位にいてヘンデルに敬意を表して彼の名を挙げたのではないかとコメントしております。Masonにより当初この曲は「アンテイオキア(讃美歌にはAntiochとあります)」と名付けられましたが、アンテイオキアの地でイエス・キリストを信じる人たちがクリスチアンと始めて呼ばれるようになりました。使徒言行録1119節以降の「アンテイオキアの教会」のところで「ユダヤ人以外に(ギリシャごを話す人々に)始めて福音を伝えた…このアンテイオキアで,弟子たちが初めてキリスト者と呼ばれるようになったのである。」

,ウオッツ(Isaac Watts)は、17世紀項半から18世紀前半の英国人でヘンデルとほぼ同時代の人でした。Lowell Mason19世紀前半から後半にかけて実業家として活躍したアメリカ人です。

背景のmidiは新たに作成しました。