讃美歌108番 「いざうたえ、いざいわえ」  

代表的なクリスマスキャロルであるが,曲の由来は明確にされていない。讃美歌には,イタリアのシチリアのキャロル或はメロデイとなっているが,それは18世紀の終わり頃,この地を訪れたドイツ人ヘルダーがシチリアの水夫が歌っていた”聖母マリアにささげる祈りの歌”として歌詞と旋律を記録しヘルダーの友人がこれをドイツ語に翻訳し,それ以来この歌がドイツで普及し,更に英米にも普及したからである。ところが偶然にも,この曲は既にそれよりも前に,英国と米国とで発表されていた。又,この旋律が,18世紀のナポリのオペラの中のアリアであったという説もあり本来シチリアの民謡であったかどうか現在のところ不明である。

背景のmidiは新たに作成しました。