2月24日 「人生の根本的態度」 マルコによる福音書12章28-34節
最も重要な掟
28 b彼らの議論を聞いていた一人の律法学者が進み出,イエスが立派にお答えになったのを見て,尋ねた。「あらゆる掟のうちで,どれが第一でしょうか。」
29 イエスはお答えになった。「第一の掟は,これである。『イスラエルよ,聞け,わたしたちの神である主は,唯一の主である。
30 心を尽くし,精神を尽くし,思いを尽くし,力を尽くして,あなたの神である主を愛しなさい。』
31 第二の掟は,これである。『隣人を自分のように愛しなさい。』この二つにまさる掟はほかにない。」
32 律法学者はイエスに言った。「先生,おっしゃるとおりです。『神は唯一である。ほかに神はない』とおっっしゃったのは、本当です。
33 そして、『心を尽くし,知恵を尽くし、力を尽くして神を愛し,また隣人を自分のように愛する』ということは,どんな焼き尽くす献げ物やいけにえよりも優れています。」
34 イエスは律法学者が適切な答えをしたのを見て,「あなたは,神の国から遠くない」と言われた。もはや、あえて質問する者はなかった。
いつの時代にも,人間は,生きてゆく上で,最も大切なものは何かを問う。これについて一人の律法学者が,主イエスに質問した。
主イエスの答えは,(1)生ける神を愛すること。(2)隣人を愛すること,(マルコによる福音書12章30-31節)
すべてを尽くして,神を愛しそのみ心に従う,これは聖書全体を貫く真髄であって、神を愛する事は,人生の根本となるものであり礼拝中心の生活から始まる。
隣人を愛するとは,自分を生かし大切に,自分の能力財産を使って隣人と共に生きる,神のみ前で私共が互いに人格を認め合って,共々に礼拝を捧げる。これがまことの礼拝である。
キリストの愛は,最小のものから最大のものに至るまで,どの用な瞬間にも同一の愛である(ケルケゴールの著書より)。
その様な真実の愛を持ちつづけて,私共と共に歩んで下さるイエス・キリストに従って,感謝をこめて日々を歩みたい。
BGMはBachのカンタータ78番「イエスよ,わが魂よ」 です。