12月22日 「真の喜びを刻む時」 ルカによる福音書2章8−20節
「羊飼いと天使」
8
その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。9
すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。10
天子は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。11
今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。12
あなた方は、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」13
すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った14
「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、み心に適う人にあれ。」15
天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。16
そして急いで行って、マリアとヨセフ、又飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。17
その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。18
聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。19
しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。20
羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。主イエスキリストの誕生は、クリスマスおめでとうと私達の世界では大きなお祭りとなっている。聖書に描かれている誕生の情景は少し違う地味なものである。
天の使いから「布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう」と主イエスの誕生の知らせを一番初めに受けたのは夜通し羊の群れの番をしていた羊飼い達である。突然の不思議な出来事をひたすら信じ、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主の知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と出かけていってイエスを探し当てた。
なりふり構わず、信じ、一歩を踏み出し、神を賛美し、使命の場所に新たにされて帰り来た子の羊飼い達の喜びを計り知ることは出来ない。真の喜びは消えることはない。このクリスマスの出来事を自分の出来事として歩んでいただきたい。
主イエスキリスト以外に新の喜びの源はない。
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