12月2日 「救い主とは誰か」 マルコによる福音書
8章27-30節「ペテロ
,信仰を言い表す」27
イエスは、弟子たちとフィリポ・カイサリア地方の方々の村にお出かけになった。その途中,弟子たちに,「人々は,わたしのことを何者だと言っているか」と言われた。28
弟子たちは言った。「『洗礼者ヨハネだ』と言っています。ほかに,『エリヤだ』と言う人も,『預言者の一人だ』と言う人もいます。」29
そこでイエスがお尋ねになった。「それでは,あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」ペテロが答えた。「あなたは,メシアです。」30
するとイエスは,御自分ことをだれにも話さないようにと弟子たちを戒められた。
主イエスが弟子達に、人々が自分のことをどのように言っているか?と尋ねられたのは、世間が気になったのではなく、弟子達が主イエスのことをより深く理解しているかを確かめるためであった。この問いに対して弟子の代表であるペテロは、主イエスをメシア、つまり人間ではなく神の子・キリストであると信仰を告白した。しかし、聖書のこの後の部分で明らかになるように、ペテロのメシア像は「偉大な王」であり「十字架による救い」とはかけ離れている。
私達も罪と闇の力から解放される救いについて正しく理解する必要がある。
救いとは、全てを見通しておられる神の前で悔い改め、贖いの愛を受け入れ、新しい命を与えられて本来の人間の姿を取り戻すことである。 私達は、主イエスの十字架の救いにより、自分の命を本当に大切にするとともに、隣人の命も神に与えられたものとして大切にすることができるのである。
クリスマスのとき、主イエスの十字架の救いを受けいれることにより、新しい力・希望が与えられ、共生の願いが湧き上がってくる。
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