8月10日 「真の王を迎え入れ歩みだす」 「エルサレムに迎えられる」
1 一行がエルサレムに近づいて、オリーブ山のふもとにあるベトファゲとベタニアにさしかかったとき、イエスは二人の弟子を使いに出そうとして、
2 言われた。「向こうの村へ行きなさい。村に入るとすぐ、まだ誰も乗ったことのない子ろばのつないであるのが見つかる。それをほどいて、連れて来なさい。
3 もし、だれかが、『なぜ、そんなことをするのか』と言ったら、『主がお入用なのです。すぐここにお返しになります』と言いなさい。
4 二人は、出かけて行くと、表通りの戸口に子ろばのつないであるのを見つけたので、それをほどいた。
5 すると、そこに居合わせたある人々が、「その子ろばをほどいてどうするのか」と言った。
6 二人が、イエスの言われたとおり話すと、許してくれた。
7 二人が子ろばを連れてイエスのところに戻って来て、その上に自分の服をかけると、イエスはそれにお乗りになった。
8 多くの人が自分の服を道に敷き、又、ほかの人々は野原から葉の付いた枝を切って来て道に敷いた。
9 そして、前を行く者も後に従う者も叫んだ。
「ホサナ。
主の名によって来られる方に、
祝福があるように。
10 我らの父ダビデの来るべき国に、
祝福があるように。
いと高きところにホサナ。」
11 こうして、イエスはエルサレムについて、神殿の境内に入り、辺りの様子を見て回った後、もはや夕方になったので、十二人を連れてベタニアへ出で行かれた。
イエスがろばに乗ってエルサレムにはいるーーこれは「あなたの王が来る」と言う旧約ゼカリヤ書にある預言の成就であり宣言である。私達は主イエスが字部の王であることをしっかりと心に刻んでいるだろうか。このことを知ったときに私達は真の王の僕として平安のうちに歩み出すことができる。
先週私達は新しい家族を与えられた。受洗とは神の国に新たに加えられることである。ここで言う神の国は決して天国のことだけではない。主イエスと言う王が、今生きて支配しているところ、すなわち,私達がいるここも神の国である。しかし、私達はいつのまにか主から離れてしまう。悩みの中にあったり、自分の歩みをしようと頑張るとき、自分の中に主イエス意外にたのむのもがないだろうか。主を迎えるのではなく、自分が王になり、主を判断してしまっている。
私達は自分が弱いことを認め、主イエスこそ、自分を支配する真の王として迎え入れるべきである。「主の用なり」と主が日々私達を必要となさっている声を聞き真の王を見上げて歩んで生きたい。