4月21日  「時は満ちた」 マルコによる福音書19-15

   「イエス、洗礼を受ける」

9 そのころ、イエスはガリラヤのナザレから来て、ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けられた。

10 水の中から上がるとすぐ、天が裂けて”霊”が鳩のように御自分に降って来るのを、御覧になった。

すると、「あなたはわたしの愛する子、私の心に適う者」という声が、天から聞こえた。

   「誘惑を受ける」

12 それから、”霊”はイエスを荒れ野に送り出した。

イエスは四十日間そこにとどまり、サタンから誘惑を受けられた。その間、野獣と一緒におられたが、天使たちが仕えていた。

   「ガリラヤで伝道を始める」

14 ヨハネが捕えられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、

15 「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。

イエスの洗礼・試練・伝道の三つの出来事に力強く貫かれている一つのメッセージ、それは満たされた時のことである。使命の場所に遣わされた時を刻んでいる私達、自分なんてと世界で唯一の自分の命を軽んじ神様を冒涜していないか再点検したい。

主イエスが受洗された時、天が開けたと聖書は示している。天にある神様の力がまさしくこの出来事によって地上に直接降りてきた。天と地が一つの線で結び合った。その源こそ主イエスキリストそのお方である。神のみ子が私達があずかっていると同じ洗礼を受け、私たちの痛み、苦しみ、喜びを知って隣を歩まれる。神の支配に満たされた時が与えられ、その時の中に勝利の道を歩み生きる私達、感謝の存在であり、強い者に変えられた。

「あなたは幸せですか」と問われるならば、「はい、幸せです。だって神様の力が満ちている今を生かされているからです」と心と体が喜び溢れ出すように歩んでまいりたい。                                                                                                         



BGMはBachのコラール前奏曲645番「目覚めよとわれらに呼ばわる物見らの声」 です。

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