11月30日  「約束される全ての真理」  マルコによる福音書1314-27

「大きな苦難を予告する」

14 「憎むべきは破壊者が立ってはならない所に立つのを見たらーー読者は悟れーー、そのとき、ユダヤにいる人々は山に逃げなさい。

15 屋上にいる者は下に降りてはならない。家にあるものを何か取り出そうとして中に入ってはならない。

16 畑にいる者は、上着を取りに帰ってはならない。

17 それらの日には、身重の女と乳飲み子を持つ女は不幸だ。

18 このことが冬に起こらないように、祈りなさい。

19 それらの日には、神が天地を造られた創造の初めから今までなく、今後も決してないほどの苦難が来るからである。

20 主がその期間を縮めてくださらなければ、だれ一人救われない。しかし、主はご自分のものとして選んだ人たちのために、その期間を縮めてくださったのである。

21 そのとき、『見よ、ここにメシアがいる』『見よ、あそこだ』と言う者がいても、信じてはならない。

22 偽メシアや偽預言者が現れて、しるしや不思議な業を行い、できれば、選ばれた人たちを惑わそうとするからである。

23 だから、あなたがたは気をつけていなさい。一切の事を前もって言っておく。」

今朝、私共は、主イエスが、最後に語られた特別説教の場面を開いている。

憎むべき破壊者――立ってはならない神の座、即ち、神に代わり支配者となっている姿――が立つのを見るならば悟りなさいと、主は、強い口調で弟子たちに示された。更に、逃げなさいとも言われる。私の元に・・・。

私共には、終末の時故に、大きな力が、様々な形を変えて神から離し神であるかの用に働くのだと、主は前もって警告して下さる。それに支配される時、天地創造からまた今後も決してないほどの苦難がやって来ると宣言される。だが、その苦難を主御自身がじぶんのものとして選んで下さった私共の為には、縮めて下さるともおっしゃるのだ。神のものとして信じて歩む者を神の御心の使いである天使が、地の果て天の果てから呼び集めて下さることも生き生きと主イエスは示された。

全ての真理は、神のものとされているその存在を歩む以外にない。私共は、それ故に、永遠に孤独の歩みはあり得ない。いつも主イエスと共に、尽きることのない力の元に歩み、譬、いつ世界が最後の時を迎えようとしても決して揺らぐ必要はない。

ただ一つ、わが子よと言われている神に招かれてそのことをその日、確信して歩むことだけである。

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