月6日 特別伝道礼拝より 木村利人先生
「光の子として歩みなさい」
エフェソの信徒への手紙 5章8節あなたが他は、以前には暗闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています。光の子として歩みなさい。
私のこれまでの人生を振り返ると、
1950年に日本基督教団富士見町教会で洗礼を受けた時に、先輩から頂いた聖書に書かれていた言葉「新しい天と新しい地」(ヨハネの黙示録21章)を歩んできたと実感する。早稲田大学でのキリスト教学生運動、キリスト教学生運動のリーダーとして派遣されたタイ王国、そして東南アジア比較家族法の専門から生命倫理のパイオニアとして方向転換する最大の出来事であったベトナムへの派遣など、正にその時々に新しい天と新しい地が与えられてきた。
その後、世界教会協議会(スイス・ジュネーブ)への派遣では、科学技術の進歩と人間の尊厳についてのプロジェクトに参画し、クローン人間や体外受精などの問題に取り組み、またアメリカでは、教会がコミュニティーの命の支え合いのセンターとして機能し、聖書を学ぶだけでなくキリスト者として生きた証しを態度で示してゆこうとする姿勢に感銘を受けた。
「幸せなら手をたたこう」の歌詞にある「態度に示そうよ」はフィリピンの人々が日本人に対する赦しを本当に態度に示してくれたことに感謝して作詞した。この言葉が、いのちの言葉社「リビングバイブル」において「・・・今は主からの光に溢れています。そのことを態度で示しなさい。」(本日の聖書の箇所)と用いられている。
神様から与えられた命を、神様の前に立ち自ら決めて、喜びと使命を示すのが、私達の責任である。神の子としてキリストの愛と平和を態度に示して生きる者となりたい。
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